鉄板で野菜やホルモン、うどんを焼いて、別皿のタレにつけて食べる佐用町（兵庫県佐用郡）のソウルフード「ホルモン焼きうどん」。
佐用はかつて畜産業などが盛んで、新鮮で安価な内臓肉(ホルモン)が入手しやすかったので、、70年以上前から、家庭料理としても食べられている、知る人ぞ知る地元人気メニュー。
知人から薦められて初めて食べ、その味に感動した店主の松本さんは、
「もっとこの味を、いろいろな人に食べてほしい！」と強い思いを持ち、
多聞団地センターの一角に、今年3月「TEPPAN佐用名物ホルモン焼うどん みかづき」をオープン。
広々とした店内
建設業界で長年働き、多聞団地センター付近の工事も2年前に手掛けたという松本さん、
出店に際して、佐用の有名店で手ほどきを受け、その熱い想いから佐用の観光協会会長からも認定を受けたそう。
「佐用で一緒に盛り上げようと言われたんですが、どうしても神戸の人に知ってほしくて」。
味もさることながら、厚い鉄板の上で焼かれた熱々のホルモン焼うどんを、みんなでシェアしながら楽しく食べる、そういうスタイルも楽しんでほしいという。
食材へのこだわりは強く、うどんは本場の「平谷製麺所」から、
つけダレは、佐用のもち大豆の「三日月味噌」、佐用産の醤油を使用、そして野菜は岩岡産のキャベツなど新鮮なものをたっぷり。
「ホルモンも新鮮な国産牛を使用しているので、臭みも全くなく、ビタミンや鉄分・カルシウムなどが豊富で、しかも低カロリー、とてもヘルシーです」。
メニューは、うどん1玉220円に、豚バラ550円、ホルモン620円や、レバー・センマイ、シンゾウ、ミノ（620円～）などを加え、そして野菜追加は280円と、自由に選ぶスタイル。
鉄板焼きや一品料理など、他のメニューも多数あり。
初心者は、おすすめ(1人前)【ホルモン・豚バラ・センマイ・うどん1玉・野菜】1210円。
みかづき(3~4人前)【ミックスホルモン・豚バラ・うどん４玉・野菜】3850円をどうぞ。
元の腕を活かし、看板はデザイナーが作ってくれたロゴを、みずから手掛けたそう。
エクステリアや内装もお手のもので、店内は広々としたオシャレな空間になっている。
「多聞は現在、さまざまな人たちが増え、ちょっと面白いところになってきています」と松本さん。
地元に帰らなくても、佐用の「ホルモン焼うどん」を、食べることができる店、
そして、多聞から「佐用のホルモン焼うどん」の魅力をどんどん発信していきたいと語る。
【Data】
垂水区多聞台２ー10ー１
電話 ０９０－３９９１－７０８９
ランチタイム 11:30~14:00
ディナータイム 17:30~21:00
定休日 月曜日（祝日は営業）
（2025年6月現在） （堀）
