心温まるおばんざいでおもてなし~うちごはん なりとく~

JR垂水駅東口から歩いて5分少々、愛垂児童館の並びにある第三大田ビル1階に、1月27日オープンの「うちごはん なりとく」(2階は「氣々凛」)。

店主の柿葉さんは、ちょっと変わった経歴の持ち主。
父親は飲食業を営み、母親も大の料理好き。
高校卒業後の進路は飲食業と決めていたが、思うものが見つからず、中学生の頃見たテレビ番組の、ある尼僧の生活がふと頭をよぎり、母と二人でその尼寺を探し出し、そこに住みこむことに。
「ここは3年、それ以後は社会にでなさい」とその尼僧に告げられ、修業3年で元の暮らしに。
就職、結婚、3人の子育てを経る中、飲食店や介護など、いろいろ経験を積んだ。
「ゆくゆくは、尼寺で習った精進料理も出したい」と柿葉さん。
母の味、飲食業で覚えたレシピ、そして男女3人の子育てで培った腕、
最近ではなかなか家で作らない惣菜から、今どきのものまで、おばんざいメニューとして登場。
営業が夜なのは、「お酒も入った、ゆっくりした接客が好き」だからとか。

自宅のように、
こじんまりとした店内。

ゴボウのから揚げや春巻き、すじオムレツ、とろ玉ご飯など、メニューは日替わりで。
キムチやぬか漬けも自家製、料理のほとんどすべてが手作り。
テイクアウトのお惣菜も、店が落ち着いたら始める予定。
「小さなお店ですが、アットホームな温かい店に」。
【Data】
垂水区瑞ケ丘6-22 第3大田ビル102
電話 078-955-4289
営業時間 16:00~20:00
しばらくは不定休
(2021年1月現在)        (堀)

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