垂水区内から車で20分ほど山道を走ると、住宅街から一変、のどかな畑が広がる。
こんなところにカフェ??
赤木万紀子さん(垂水区在住)は、祖母が亡くなった後空き家になった住居を活用したいと5年前古民家カフェたまゆらをオープンした。
飲食店で働いていた経験もあり、カフェや雑貨店を開くことをぼんやりと思い描いていたという赤木さん。
おばあちゃんの家として長年親しんでいた家を、カフェとして再利用することで新たな命が吹き込める。漠然としていた夢が一気に現実のものに。
カフェのオープンに、夫も娘も快く賛成。赤木さんの両親が近くの畑で作る新鮮野菜もカフェの強い味方になった。また母はカフェスタッフとしても力を貸してくれている。
店を訪れる大半が、女性客。どこか懐かしい縁側のある広い座敷に足をのばし、しばし時間を忘れておしゃべりを楽しむ。
店名の「たまゆら」は、言葉のもつ音の響きと古風なイメージに「来た人がくつろげる場に」という思いを重ね合わせた。
「5年目の節目を迎え、『この場所だからできること』をさらに考えていきたい」 と赤木さん。
ゆったりした独特の時間の流れ、空気感を求めて、ますますファンが増えそうだ。
【Data】
神戸市西区伊川谷町井吹1358
電話:090-9272-6675
営業時間:9時から15時
定休日:日曜・月曜・祝日
2019年1月現在) (大道)
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