「多聞台ショッピングセンター」の空き家を改修して2023年3月にオープンした、「アート文化交流クリエイティブセンター」。
運営するアートカフェ「TaMon~あなたのわたしの多聞~」は、カフェのかたわら、イベント開催や、「TaMon de クラブ活動」として、音楽・ペタング・外国語・写真やワークショップなど、多彩な活動も行う。
1960年代に開発された多聞台は、近年少子高齢化が進み、当時地域の中心だったショッピングセンターも空き店舗が目立っていた。
オーナーの中村真美さんは、「空き家」を建築家設計で改修、街の景観や魅力向上を図るという神戸市の「空き家改修補助金」を活用、この地で畑の違うカフェを始めることに。

実は中村さんは、プロのクラリネット奏者。
演奏活動や音楽大学の講師として、またフランス留学の経験を活かして、フランス語の通訳と、さまざまな経歴の持ち主。
阪神淡路大震災の時、ちょうどフランスに留学中で、被災者をパリに招待する企画などに関り、「人との交流」の喜びや大切さを実感した。
音楽も含め、「みんなが集まれる楽しい場所」のことを漠然と考えていた時、神戸市の空き家活用のことを知り、名乗りを上げることに。
「TaMon(タモン)~あなたのわたしの多聞~」の「Ta=あなたの」、「Mon=わたしの」、
「タモン」での異世代、異文化交流を目指す。

店内の壁面を飾る「針金アート」のマネキンもアーティストの持ち込み、、ワークショップへとつながった。
もともと料理を作ることにもこだわりを持っていたそうで、「みんなが集まれる場所=カフェ」と短絡にドリンクを出すだけでなく、メニューはどれも、「家族に食べてもらいたい、自分の体のことも考えて」、自然素材でだしをとり、野菜中心のヘルシーなもの。
ランチはドリンクとセットで1000円前後とリーズナブル。ほかに珍しいお酒なども置いているとのこと。

7種の野菜を入れたポタージュスープと3種のパンのセットなど。
また、フランス人を招いての「フランス語講座」、フランス南部のプロヴァンス地方で生まれたスポーツ、ペタングを楽しんでもらおうと「多聞台ペタングクラブ」の設立、同店を訪れた地域の人たちの特技を生かしたワークショップなど、現在交流の場として、どんどん活動が広がっている。
6月20日(土)には、「神戸市都市デザイン賞」の受賞に合わせた、「音楽の祭典」を開催、本格的なフランス料理を楽しむ会や、特別ライブ、同店で活動するグループの発表など、多彩なイベントが行われる(詳しくは下記のチラシ参照)。

この日は、20日のイベントに向けて、フランス語で歌う「オー・シャンゼリゼ」の練習を。
「さまざまな人たちが集まる楽しい場所として、交流の場として、どんどん広げていきたい」と中村さん。すでに頭の中には、新しいプランもいっぱい詰まっているようだ。
【Data】
垂水区多聞台2丁目10-7
078-754-8373
インスタ tamon_de_club (営業日などこちらから確認ください)
(2026年6月) (堀)

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