今年、オープンから5周年を迎えた九郎右衛門珈琲店
歴史が好きで、大正、昭和の古い建築物や家具、アンティークにも造詣が深いオーナーの酒井さん。
古民家を自らリフォームし、店内の随所に垂水の懐かしい写真や解体した洋館から払い下げたステンドグラスなどを配置。どこか懐かしくて落ち着く雰囲気が人気を呼び、今では多くのファンが訪れる垂水の人気店になった。酒井さんと建築や垂水の歴史の話で盛り上がる常連さんも少なくない。
これまでも休みを利用して、ステンドグラスや家具を入れるなど、リフォームを重ねてきたが、5周年を迎えた今年、2階席を大幅にリフォームした。
これまで個室になっていた場所の壁を取り払って、広い空間に
「コロナ禍で1人で利用するお客さんが増え、ゆったりしてもらえる空間にしたかった」と酒井さん。
1人で読書をしたり作業をする人が増えているという
塩屋アンタキ邸のステンドグラス
ここでしか見ることのできない貴重なものがインテリアとしてつかわれているのもこの店の魅力
また11月には本格的な焙煎機の設置を予定している。
「垂水で焙煎したコーヒーを味わえる店として垂水の街に浸透していけたら」
九郎右衛門珈琲らしいまた垂水らしさを感じられるロゴを、デザイナーと共に現在思案中とのこと。
垂水の都市開発が進み、今後垂水駅前の様子は急速に変わっていくだろう。
そんな中、古き良き垂水を感じられる店が近くにあるのは、垂水区民にとっても誇れることではないだろうか。
【Data】
垂水区日向２丁目２－７
電話：078-786-3792
営業期間 12:30~20:30
定休日 日曜日・祝日（月に1.2度臨時休業あり）
（2022年9月現在） （大道）
