11月29日(金)、千代が丘地域福祉センターで、エコタウンまちづくり「パック クッキング」講習会が行われた。
材料と調味料を耐熱ポリ袋に入れ、一つの鍋で同時に多くの料理を作れるエコな調理法として、また子供でも簡単に調理できるため、親子で一緒に取り組める食育として、最近では多発する災害の時の調理法として脚光を浴びている。
この日の参加者は30人余。
平日とあって主婦が中心だったが、中には男性の姿も。
大きな鍋を真中に、エプロン、三角巾をつけ準備は万端、6人づつのグループに分かれ、まずはパッククッキングの説明を受けた。
上記の省エネ、防災、食育に加え、最近問題になっている食品ロスを削減できるとあって、参加者は、講師の話を熱心に聴いた。
そして実習、この日の献立は、さつまいもごはんと煮込みハンバーグ。
まずはお米と、1㎝角に切ったサツマイモ、水などを耐熱ポリ袋に入れ、ボウルに張った水に袋ごと付けて、空気抜き、上を縛って、まずは一つ目の用意終了。
次に合い挽き肉やパン粉などを袋に入れたままこねて、ハンバーク型に形を整え、最後にデミグラスソースを入れて、これも終了。
それらすべてをお湯が沸騰した鍋に投入、あとは待つだけ。
できるのを待つ間の20分で、現在の地球環境について、わかりやすく写真や図を使っての講義、そのあと家庭でできる、LED電球や冷蔵庫の使い方など、具体的なエコ対策を教わった。
加熱時間が終了すると、袋を取り出しハサミで切って、そのままお皿の盛り付けるだけ。
栄養も損なわず、油を使わないのでヘルシー、しかも火の通りををよくするため一度に1~2人前ずつ調理が原則というから、商品ロスも押さえることができる。
いいことづくめのこの調理法に、
「家でも作ってみよう」
「ごはんはもう少しやわらかめがいいので、水加減多くしないと」
「災害が多いから覚えていたら役に立つわ」
と、参加者にはとても好評だった。
(2019年11月29日千代が丘地域福祉センターにて) (堀)