美味しさは素材の良さから～店舗を持たないケーキ屋さんFifftenCup～

はじまりはヤマダストアで何気なく手に取ったチーズケーキ。
ラベル表示にあった初めて聞く名前 FifftenCupって？
調べてみると店舗はなく西舞子にある自宅工房で制作販売しているらしい。
ケーキを作っている人に逢いたくて取材を申し込んだ。

調理師の免許を持つ中田靖子さんは、レストランやホテルなどで調理の仕事をする傍ら趣味でケーキやクッキーなどを友達にプレゼント。
子どもが生まれたのを機に、「より身体に良いものを」という意識が高くなったという。
以来、素材にこだわったお菓子作りをするように。
友達からも好評で、レンタルスペースを借りて、週1回のケーキ屋をオープン。「リーズナブルで安心して食べられるおやつ」の評判が広がり、自分用のおやつを買いに来る幼い子、毎週楽しみに通ってくれる人などファンが増えた。
2022年秋に自宅工房を構え、神戸市内のマルシェに参加、ヤマダストア（朝霧店・須磨離宮公園前店）への出店など、販路を少しずつ広げている。
店舗がないため、お客さんと直接会う機会が少ないが、面識のない人からダイレクトメールでケーキの感想が届くことも多いという。

「美味しい、また食べたいと言ってもらえるのが何よりうれしい」と中田さん。

使用するのは、国産小麦、無農薬もち粉、米粉、きび糖など国産素材。
「素材が良ければ、必ず美味しいものができる」
クッキングコンテストの最優秀賞、兵庫県知事賞を受賞した実力者の言葉には説得力がある。

誰かにプレゼントするお菓子だけでなく、自分のおやつとして買ってほしい。との思いから、リーアズナブルな価格に。