先日トップで紹介した、おひなさまのある喫茶店「陶楽庵」。
センター街から少し入ったところに。
その敷地に、やきものの店「うつわぐら 陶楽人」が、センター街の並びから引っ越し、静かに営業している。。
店主の北川清敏さんは、昔垂水廉売市場内にあった「北川陶器店」の二代目。
商品は、季節感や陶器の風合いにこだわり、また値段も手ごろで使いやすいものということで、プロの確かな目と長年の経験で選んだもの。
いわば陶器のセレクトショップ。
産地への買い付けはもちろん、窯元との古い付き合いで、いい物、珍しいものなど、みているだけでも楽しい。
「市場に夕飯の買い物に来たついでに、我々のような店で食器を買っていく、昔はそれで市場がにぎわっていた」と北川さん。「現在は
やきものを扱った店は垂水ではうちだけになったようです」。
最近は大型量販店や100円ショップで気軽に食器を揃えることが多くなったが、その手軽さから物を大事にしない風潮が強い。同店では長年続く定番商品も多く、買い足しや欠けたものの補充ができることも強み。
昔ある有名な工業デザイナーが、食器ののデザインは見ることだけでなく手触りや、持った時の重さが見えない重要なデザインポイントだと話していた。
同店の商品はそのあたりも考慮されていて、さすがにプロが選んだと感心させられる。
店主からいろいろな話を聴きながら、自分に合った商品を選ぶ、
そしてちょっとこだわって買ったモノを、大事に使う。
最近廃れがちな対面販売、まだすこしその風情が残っている垂水を大事にしたい。 (堀)
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