垂水駅から北へ8分ほど、にぎやかな通りを抜け、車が通れないほどの狭い坂道を上っていくと、
そこだけ時間が止まったような古民家がある。
道路が狭いために重機が使えず、40年ほど前に2人の宮大工によって3年がかりで建てられたという。
見事な欄間、本床の間のある16畳の座敷とそれをぐるりと取り囲む広縁。
応接間という言葉がぴったりの重厚な雰囲気の漂う洋室。
10年ほど空き家になっていたこの家が、11月からイベントスペースとして使われることになった。
オーナーの田中智美さんは、お父さんの仕事の関係でベネゼエラ、アメリカでの生活を体験。
日本の大学を卒業後、現在は英語の翻訳や通訳の会社を経営している。
自身の外国生活を通して日本文化の良さをあらためて知ったという田中さん。
日本に来る外国人にも自分の子ども世代にも日本文化をきちんと伝えていきたいという思いを抱いていた。
そしてたまたま旭が丘にあるこの古民家と出会い、自分のやりたいことがはっきりと見えてきた。
日本文化を伝えられるようなイベントやおけいこごとの出来る場所にしたい。
「人の縁を結ぶ垂水の家」=結水荘(ゆうみそう)は、たくさんの人の想いをつなぐ、垂水のあらたな情報発信場所になるだろう。
11月1日から3日のオープニングイベントでは、様々なジャンルのイベントが企画されている。
2階は女性専用のシェアハウスとして利用予定。
純和風の「この家だからこそ出来る」イベントや教室などを募集中。
【Data】
垂水区旭が丘1丁目5-26
電話;080-7037-4947
(2014年10月現在) (大道)
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