大正琴と聞くと、昭和歌謡を思い浮かべる人も多い。
作曲家古賀政男などのヒット曲で、哀愁を帯びた演歌を思い浮かべるが、実際の大正琴は優れた弦楽器。クラシックやジャズ、最近の流行歌などいろいろなジャンルの演奏が可能で、しかも初心者でも簡単に弾くことができる。
「新響流大正琴」を主宰する野田和響さんは岩手在住でありながら、優れた楽器である大正琴の魅力を知ってもらいたいと20年前に関西支部を設立、垂水区在住の講師、玉木淑美さん達とともに、大正琴を広める活動をしている。
サックスの演奏や講師、オーケストラの指揮者などをしていた和響さんが、大正琴を始めたのは、さまざまな可能性がある楽器だったからだという。
この日は上級クラス、手元には「秋桜」や「しあわせ運べるように」の楽譜が。
木製の胴に金属弦が張られていて、、番号が振られた並んだボタンを左手で押しながら、右手はギターのようにピックで弾いて音を出す、実は日本で発明された唯一のアコースティック楽器だそう。
「楽譜は番号をどの指で押すかが示されていて、初めて楽器に触れた人でも割と簡単に演奏できます」と、玉木さん。さらに上達するとアンサンブルなど、複雑な演奏をすることも可能で、
「奥が深く、どんどん楽しくなりますね」という言葉に、教室の生徒さんたちも頷く。
長く音楽に携わってきた野田さんの技量も加わり、「新響流大正琴」は、今風の曲も多く取り入れ、
「これ、大正琴で?」と思われるような素晴らしい演奏。
1月28日(火)の14時から、「大正琴無料体験会」が開催される(申し込みは下記のチラシより)。
また、「第30回垂水ふれまち地域交流大会」にも参加。
これらを機会に、大正琴を習ってみませんか。
【Data】
通常のレッスンは大体 2時間〜2時間30分。
月2回の練習で、3,000円~。
初級から上級までさまざまな教室かあるので、まずはお問い合わせを。
✉ taisyokoto_takumiya@yahoo.co.jp
(2025年1月) (堀)
こちらにも出演予定 ⇩