池姫地蔵の南側、西に向かう二本の旧道沿いの下の道を少し入ったところに、
9月1日オープン(8月中はプレオープン)の「cafe iiyo(カフェ いいよ)」。
数年前まで人が住んでいたという築80年を超える民家を改装、
古き良き懐かしさを保ちながら、おしゃれなカフェとして生まれ変わった。
運営をしているのは「社会福祉法人すいせい(垂水区御霊町6-10)」。
同法人は、地域密着型の支援団体として、社会で孤立している人と、「地域・社会」をつなぐプラットホームとして、1984年より活動を続けている。
「このカフェは、支援施設というより、誰でも気軽に立ち寄って、ゆっくりしてほしい、
サロンのような場所として、住民の憩いの場に」と、運営に携わる高木さん。
まず入り口付近にはテイクアウトの窓口。
その向かい側には、店の利用者だけでなく、誰でも立ち寄れるフリースペースが。
ぐるりと回りこむとカフェスペース。
店内の「夜明け前の海」の色のしっくい壁は、はスタッフの手で。
カウンター席、
開放的なテーブル席、
ゆっくりくつろげる懐かしい風情の和空間、
その日のお好みでどうぞ。
メニューは、スタッフが厳選し、
コーヒーは人気のある太山寺珈琲焙煎室(西区)の豆を使用するなど、
「メニューはいろいろこだわりました」。
店内・テイクアウト共に、
ホットコーヒー330円、カフェラテ380円。
アイスはコーヒー330円、あま~いカフェオレ380円など。
ジュース250円、キッズドリンク150円。
「お母さんたちにゆっくりしてもらいたいのもあって」、
子どもが大好きなフライドポテトをイチ押しメニューに。
「カリカリ」「ホクホク」「皮付き」の3種あり。
フレーバーも、コンソメ・バター醤油、オリジナルスパイスなど5種から。
また、店内のみだが、垂水の昭栄堂のクッキー200円で。
広い庭もあり、子どもが遊べるだけでなく、
「ハーブを植えたり、少しづつ整備したいと思っています」と高木さん。
井戸まであるそうで、ゆくゆくは手押しポンプをつけて活用したいとのこと。
垂水のまちなかに、昔のお隣さん感覚で、お茶を楽しんだり、子どもが走り回ったり、
そして、いろいろな人の交流の場として、
あるいは、喧騒を離れた隠れ家として、
垂水で愛されるカフェとして、成長していくのが楽しみだ。
8月中はプレオープン、定休日、営業時間はそのまま
【Data】
垂水区陸ノ町7ー16
電話 078-754-5185
営業時間 10:00~16:30(lo16:00)
定休日 土・日・祝日
(2020年8月現在) (堀)