皇大神社の例祭

JR垂水駅東口の南、東に向かって線路沿いを歩くと、ひっそりとお社が建っている。


「皇大神社」

天照大神を祀る「皇大神社(こうたいじんじゃ)」、「稲荷社」「白龍・黒龍」の三社で、東垂水の鎮守の神社として、昔から地元の人に祀られてきた。

 
「稲荷社」と「白龍・黒龍社」 

JR垂水駅のプラットホームから見えているので、関心を持たれている方も多いのでは。

建立された年月日はわからないが、境内の石灯籠に享保12年(1727年)の銘があるので、それ以前の建立は間違いない。

JRが通るまでは天神川から、福田川に向かって川が流れていたとか、辺りは田畑が広がっていたそうだ。

「白龍・黒龍」も東南アジアの龍神と、日本古来の蛇(みーさん)信仰が関係しているのかもしれないが、祭祀を行われた海神社の宮司さんにお聞きすると、農作物の豊穣を祈願したものだそう。昔は名谷出身の人も多かったそうだ。

例祭は、毎年6月1日と決まっていて、昔は「火の用心」と書かれた子供たちの奉納行燈が境内にかけられ、子供会による手作りの屋台がでて、盛大に行われたそう。

いつも境内は掃き清められ、いかに地元の人にとって大切な神社かが、伺われる。去年にはJR沿線沿いの垣が、新しいものに建て替えられている。
令和の立派な奉納のぼりも

(2019年6月)     (堀)

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