★残念ながら、2022年3月31日をもって、40年の活動の幕を下ろされました★
『ほーほー、ほほほ、どうしたものかねぇ』
舞台の上ではやまばとのおばさんが思案顔、首をかしげている。
何度もリハーサルを行って、少しでもいい作品に。
「飛ぶときは舞台を大きく回って!」
そして舞台のそででは、やまばとが飛ぶ効果音。
人形を操りながら裏方もこなしていく。
熱の入った練習をしているのは愛垂児童館母親クラブの人形劇「たんぽぽ」(代表:田中さん)。
1981年(昭和56年)6月に同児童館開館10周年記念として、
愛垂幼稚園、同児童館、地元の婦人会などが合同で、
子どもたちに記念になるものをと結成された。
初めの1年は、有名なプロの劇団の先生を講師として様々なことを教わり、
絵本や紙芝居をもとに、1年1作を手掛けた。
これまで上演してきた演目
「舞台のメンバーが盛り上がらないと、子供たちも盛り上がらない」
その当時、先生から教わった一言を今も実践している。
現在メンバーは8名、人形を操りながらの演技はもちろんのこと、舞台の設置、片づけ、
大道具・小道具の製作、音響、照明、BGM作曲・演奏などの裏方も自前。
大道具・小道具の管理から舞台設置まですべてメンバーの手で。
人形も演目に合わせて、動きや効果を考えながら手作りする。
ここ2~3年は創作も手掛け、現在練習中の「なきむし村のふしぎなつぼ」もその一つ。
「孫とのかかわりで、子どもの目線でお話ができることも」と脚本担当の白川さん。
毎年12月に新作を掲げ、その1年は手直しをしながら、要請のあったところに赴く。
「何度演じても、もっとよくしようとみんなで意見を言い合います」と代表の田中さん。
結成以来、週1回の練習はずっと続いていて皆でリハーサルを繰り返す。
舞台が進むうちに、子供たちの素直な声かけや笑いなど、会場内は一体になる。
終わった後、せりふの一部を口ずさみながら帰る子も。
「そんな時続けてきてよかったと思う」とメンバー。
8月には35周年記念の公演が控えている。
参加費無料、誰でも参加できるので大人の人もぜひ。
(2016年7月現在) (堀)
人形劇 たんぽぽ 35周年記念公演(👈詳細はこちらから)プログラムのうち 「なきむし村のふしぎなつぼ」の登場人物たち。
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