子どもの頃、夢中になって遊んだ折り紙。
いつしか忘れ、機会あって久しぶりに折ろうとしても、
はて? どうだっけ、と忘れてしまっている人も多いはず。
佐々木さんとごしきまろ
児童館の元指導員だった佐々木和己さんは、現役時代に仕事の一環で、
子どもたちと一緒に折ったり、壁面かざりに折り紙作品を使ったりするうち、
その魅力に惹かれ、仕事以外にもその楽しみを見出した。
ちょうどその頃、阪神淡路大震災が起こり、
自身も被災した中で、「なにか私にできること」を考えた時、
震災がきっかけで発足した垂水区ボランティアセンターの、「おたよりクラブ」を知った。
仮設住宅の友愛訪問から始まった同クラブは、一人暮らしの高齢者に毎月1回絵手紙を送るというもの。
佐々木さんは講師の一人として、毎月季節のものを題材に、絵手紙の見本を考案、
それを参加者たちが、教えてもらいながら作り、それぞれの言葉を添えて完成させる。
これまで作ってきた絵手紙の数々。
随所にアイデアが光る。
「買い物中や、本を読んだりテレビを見たりする時でも、絶えずアンテナを張ってヒントを探します」と佐々木さん。
発足当時から15年以上続けている。
また児童館などの子どもや、施設の高齢者に向けて、折り紙教室のボランティアも行う。
「子供が折ると、同じものなのに全然違ったものができておもしろいですよ」。
ごしきまろの折り紙と、それを使った作品
チャレンジ好きの佐々木さんは、最近子どもたちにも人気が出てきた、垂水観光大使ごしきまろの折り紙も考案、
また、「ごしきまろを見ていると、顔の形が前方後円墳と重なって」
あっという間に、絵かき歌が作れてしまったという。
下に点線でごしきまろが描かれていて、それで練習する。
子どもに向けて、優しい気遣い。
佐々木さんの息子さんが映像関係の仕事に就いているということもあり、
歌の作曲やその演奏、その上動画まで、とんとん拍子で完成した。
なお、ごしきまろの絵かき歌は、11月に行われる「まちスポこうべふれあいまつりinBRANCH」の
15日のステージイベントで、「あそびうたユニットかばうま」が演奏する。
絵かき歌や折り紙もでき、ごしきまろはこれでますます子供たちの人気者になるのでは?
(2014年10月23日) (堀)
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