ヒガンバナは不思議な花。
気候によって左右される他の花と違って、
なぜか彼岸の頃に咲きます。
曼珠沙華ともいわれますが、
これは仏教で、めでたいことが起こる兆しに赤い花が天から降る、
その「天上の花」という意味があるそうです。
昔はこの時期、田んぼのあぜ道に咲きみだれていました。
あぜや土手に穴をあける野ネズミを防ぐためと、
根茎が強いのであぜを補強する意味もあったとか
台風の多い秋に、
「天の花」は五色塚古墳の円筒埴輪に加勢して、
古墳を見守ってくれているのかもしれませんね。
(五色塚古墳にて)
(2013年9月24日 堀)
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