昔、現在地の北東の台地に前の池、奥の池という2つの大きなため池があり、昭和の初めに埋め立てられた。
その折に池の底から発見されたお地蔵さまを池姫様と名付けて、地域の人が大事にお祀りしている。
いつもきれいに掃き清められ、線香が絶えることがないが、この由来を知る人は案外少ない。
ずいぶん傷んでいた祠も数年前に建て替えられ、いつのころからか、行き場がなくなったり、自宅に祀ってあったお地蔵さまをここに合祀するようになり、さまざまな大きさのお地蔵さまが増え、仲良く並んでいる。
いつもはひっそりとした祠も、地蔵盆の24日は、提灯で綺麗に飾られ,前の道路には長蛇の列ができる盛況。
24日はお地蔵さまの縁日、お盆でもある8月(所により7月)24日に地蔵盆は行われる。
子供が少ない同地区だが、この日ばかりはお地蔵さまの加護を祈る子供が大勢集まった。
世話役の吉川正子さんたちが見守る中、子供たちは順番にお地蔵さまに詣り、お接待のお菓子の大袋をもらって大喜び。
用意された250の接待菓子はあっという間になくなった。 (堀)
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