地域の整形外科として日々多くの患者が訪れる星島整形外科(天ノ下町5)。
診察を待つ人も多く、待合いは座るところがなくなるほど混むことも多い。
体の不調や病気などに関する啓発の情報チラシや、
保険などの窓口業務の案内が張り出された
どこにでもある病院の待合い風景。
その中に、色鮮やかな写真があって、
時々つけ変わることに気付く人はいるだろうか。
垂水の灯標など見知った景色も
また受付窓口横には、よく見ると季節ごとに変わる、
写真や季節の絵が、訪れる人を迎えている。
この写真を、時々変えながら飾っているのは、
同病院院長であることを知る人は少ない。
星島整形外科 星島一夫さん
「長い待ち時間やリハビリ中に、患者さんの気持ちが少しでも癒されるように」
と、院長の星島一夫さん。
写真はすべて自前。
中学時代からカメラが趣味で、
医学生時代、医師になってからも、忙しい中ずっと続けてきた。
学会発表などで自ら現像してスライドを作ったり
医師として記録用の写真を撮るのにも、この趣味が役立ってきた。
現在は「日本風景写真協会」に所属、
『人工物を入れない風景写真』にこだわり撮り続けている。
健康のために始めた仕事前のサイクリングで、
垂水の季節写真を撮ることも多い。
「会の中で一番若いのは私かも」。
リタイヤして悠々自適の会員がほとんどという中で、
医師として時間にゆとりがない現在、
日常や、ちょっとした旅行など、限られた時間で
被写体を探す。
二十四節気をモチーフに
二十四節気に合わせてレイアウトしている受付横のスペースは、
これまで撮った写真の中から選び、
季節の絵など、普段から気にかけて探したものを加えてレイアウト。
民芸品や手ぬぐい、版画など、季節感のあるものをチョイス
同病院の職員ですら、最近まで受診の患者ざんが買って出た好意だと思っていて、
どなたが、という話になって院長自らとわかり、皆驚いたそう。
外見は寡黙な先生という感じだが、
代わりに写真が雄弁に語りかけているのかも。
(2016年2月現在) (堀)
★なお同外科を訪れることのない健康な人は写真展へ。
もちろん患者の方も行ってくださいね。
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