転法輪寺は毎年7日に鬼追いが行われる。
太郎鬼、次郎鬼、婆々鬼、子鬼がそれぞれ登場して、鬼踊りでその年の息災を願う。
鬼に邪気を祓ってもらいため 頭を差し出す。
太郎鬼は八幡さんと呼ばれ、斧を持つ。
次郎鬼は春日さんと呼ばれ、木製の槌を持つ。
ババ鬼は天照大神と呼ばれ、木製の槍を持つ。
子鬼は紙垂(かみだれ)とつけ、棒で床を突き踊る。
終盤に差し掛かると、鬼は鏡餅ひと重ねを、斧やたいまつで鏡割りをする。
たいまつの燃え残りと、椎の枝を花型で飾った花は、
苗代の水口にさす習わしがあるとか。
いかにも、豊穣の名谷地区にふさわしい追儺式だ。
転法輪寺のご住職、
垂水区長も餅まきを。
その後には、餅や菓子がまかれ、
子供をはじめ、大人たちも我先に受け取った。
七草粥で無病息災を願う。
最後に地元の人たちによる七草粥の振る舞いがあり、
参加した人たちには、冷えた体に嬉しい接待となった。
(2016年1月7日) (堀)
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