毎月第一金曜日になると、本多聞地域福祉センター(本多聞4)1階の活動コーナーには、
「みんなで歌おう新多聞」の参加者が続々と集まってくる。
同会は、昔懐かしい唱歌や抒情歌、また流行ソングなどを、ピアノの伴奏で歌う集まりで、
4年前18人でスタート、現在では会員が130名を超え、今回6月の参加者は65人。
阿部さんとピアノの古畑さん
「最近では各自座る椅子の出し入れもセルフサービスです」と、
同会実行委員会代表の阿部小夜子さん。
椅子の出し入れも皆で
「コンサートもいいけど、声を出して歌って、おしゃべりすることが高齢者にはいいこと」と語る。
歌う曲は、参加者が歌いたい曲を、当日リクエストする仕組み。
入会時に配られる、「歌声喫茶ソングブック」の中から選ぶ。
この日も「青い山脈」や「悲しき口笛」「ブルーシャトウ」などの懐かしい流行歌や、
「茶摘み」「夏は来ぬ」「海」などの唱歌など、さまざまなジャンルをリクエスト。
古畑いづみさんのピアノ伴奏と、合間のトークで進んでいく。
リクエスト曲を順番に、
「歌うことが大好きでここに来るのが楽しみ」と皆が口をそろえる。
近隣住民だけでなく、須磨区、西区、明石市などからの参加者も。
阿部さんは阪神淡路大震災の時、いち早くボランティアとして活動を開始、
一緒に始めた奥京子さんとは自他ともに認める名コンビで、
20年にわたり、県や市の活動にも深くかかわってきた。
二人でチャリティーコンサートの運営を手掛けるうちに、
「高齢者が歌うことによって、健康や、楽しみ、仲間作りができる場」を考えるように。
古畑さん作詞作曲の同会オリジナル曲、最後にみんなで歌うのが恒例。
大きな声で好きな歌を歌い、合間にはおしゃべり、みんなで一緒に会場作りと、
ここに来る人たちはみな満面の笑顔だ。
今回初めて、来る6月12日(金)の垂水区社会福祉協議会、垂水区ボランティアセンター主催、
「たるみアンテナショップ」の「応援ロビーコンサート」に出演することが決定、
出演者(前組さん)や応援者(椅子組さん)の立候補を仰いだ。
二人が提唱する「福祉の心」の実践として、当日参加のこれらの人たちに、
会から参加賞500円が贈られる。
「当日アンテナショップでコーヒーを飲んだり、お買い物をしてくださいね」と奥さん。
「これ以上はだめだと言われたので、足りない分はポケットマネーを使ってね」と、
会場を沸かせた。
参加はどなたでも。
【Data】
毎月第一金曜日10:00~12:00
会費 1回 300円
問い合わせは、みんなで歌おう新多聞実行委員会代表
阿部 小夜子さんへ 電話078-783ー7167 (堀)
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