阪神淡路大震災後、垂水区は、花や緑でまちを美しく飾る“美緑花(みりょくか)”を進めるため、
その地域の住民が主体となって、花の名所づくりに取り組んできた。
【垂水おもちゃ箱】でも、舞子台緑地のスイセンや、矢元台のクレマチス、
塩屋台公園のショウブなどを取り上げてきたが、
五色塚古墳は「レンゲ」の名所として名乗りを上げている。
その花を冠して始まった「れんげまつり」も今年で11回目(2015年4月26日)。
年を追うごとに参加者は増え、今回は晴天も手伝って、
混雑と言っていいほどの人出となった.
五色塚古墳から見たおまつり会場
ちらしずしやおでん、焼きそばなどの屋台、
輪投げやコイン落としなど、ゲームコーナー、
また手作りを楽しむクラフトコーナーなど、盛りだくさんな内容。
地域の子供たち、そのお父さん、お母さん、
そしておじいさんおばあさんと、三世代が仲良くイベントに興じた。
肝心のレンゲだが、ちらほら咲きで目を凝らしてやっと見える状態。
拡大してもちょっと見にくいですね。
でも子どもたちはそんな小事?にはお構いなく、
隣で焼かれていた焼いもを珍しそうに眺めていた。
また、近くに住んでいても今回初めて五色塚古墳に登ったという40歳代の主婦は、
「こんなに素敵な所とは思わなかった、今度は友人を連れてきます」。
円形部分の一番高いところに登れば、360度の雄大な眺め。
明石海峡大橋のビューポイントでもある。
「れんげまつり」は楽しいイベントとしてだけでなく、
五色塚古墳のPRにも一役買っているようだ。 (堀)
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