3年ぶりに再開! 池姫地蔵の地蔵盆


8月24日はお地蔵さまの縁日、子どもたちが主役の子どものおまつりの日です。
縁日とは「特定の神仏と縁を結ぶ日」と言う意味があり、
地蔵菩薩は24日(地蔵盆は地域に行っては23日など、2~3日の間に行うところも)、
お寺ではなく、街角や辻に祀られているお地蔵さまで、この日に地蔵盆が行われます。

垂水の池姫地蔵尊も3年ぶりに再開、今日は朝9時からお菓子配りがあります。
最近ではSNSなどの拡散で、近所の子どもだけでなく、自動車などで遠くからも来られるとか。
今年は例年より50個少なく、200個ほど用意されているそうです。

「最近お参りが少なくなり浄財も減りました。また地蔵盆のお供えをしてくださる方も減って」、とお世話されている方。
朝5時から隅々まで掃き清め、夕刻にはお花の水換えを、毎日されているそう。

基本のお菓子は、この方が用意されているとのこと。
そこに浄財やお供えなどで、数を増し、
「こんなにいっぱいもらっていいの?」というくらいのお菓子がもらえるので、子どもたちには嬉しい限り。

残念なことに、最近では地域の交わりも激変し、またお参りさせる方も減っているとか。
「私のあとを継いでくれる方がいないので、いつまで続けられるか」。
確かに一昔前までは、お参りの人が立てた線香の香りが、いつもあたりに漂い、
その香りに誘われて、お参りしたこともありました。
コロナなどの影響もあるのでしょうか。
でも、子を思う親の気持ちは時代が変わっても一緒。
地域のお母さん方、縁日でなくても、近くを通った時などお地蔵さまに手を合わせてくださいね。

無数のお地蔵さまのお帽子や前かけは、新しいものに掛け替えられ、
地域の人々から大事にされていることが感じられます。

(2022年8月24日)        (堀)

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