倒れても、何度でも立ち上がる、そんな姿にあこがれて～　　プロレスラー　のはしたろうさん

現在みちのくプロレスで活躍するプロレスラーののはしたろうさんは、小学6年の時、自宅のあった星が丘で、阪神淡路大震災を経験、倒されても、何度でも立ち上がって戦うプロレスラーの姿にあこがれ、心の支えになった。

地元の高校卒業後、どうしても夢を捨て切れず、神戸にあったプロレスの養成所に入り、プロレスラーを目指した。
その後、メキシコのプロレス界でデビュー、２年間の活動後、声をかけてもらったことがきっかけで、みちのくプロレスに所属することに。
同チームでは、元祖・日本最小プロレスラー(身長159㎝)という個性を武器に活躍、東北タッグ、UWA世界タッグ、PWLL初代チャンピオンなどのタイトルを獲得した。

松本 克彦さん 撮影

2011年には、大きな大会の前日イベント開催中に、東日本大震災に遭遇、人生で二度、大震災を経験した。
「子供の頃、勇気づけられたプロレスで、少しでも被災した人たちの力になれたら」と、ボランティア活動にも積極的に参加した。
来年は、選手生活20周年を迎えるが、
30歳を過ぎたころから、これまでのざまざまな体験が活きて、
「好きなプロレスを仕事として、充実した人生」と感じるように。

コロナ禍の中で、プロレスイベントも窮地に立たされているが、
垂水が好きだから、自身が子供の頃、プロレスで勇気づけられたように、垂水の人にも観戦してもらって、なにかを感じてほしい。
今秋、10月3日（日）には、「夢 KOBE PROJECT presents みちのくプロレス垂水大会〜のはしたろう凱旋大会SP〜」開催予定している。前売り券発売中。
(2021年8月)　　　　　　　　　　　　（堀）