音楽の楽しさを歌声に乗せて ~ソプラノ歌手 上木裕子さん~ 高丸


クラシック音楽というと、どうも敷居が高いな、と感じる人も多い。
現在ソプラノ歌手として活躍している上木裕子さんは、5歳くらいからピアノを習い始めたが、
「音楽って楽しい!!」と思うようになったのは、小学校の時の音楽教諭に出会ったときから。
教科書に沿った授業というよりは、その教諭が感動した音楽や楽器、ラテンのリズムをきかせてくれたり、音楽会でそれを演奏したりと、教育としてではなく、音を楽しむものと教えてくれたこと。
中学生になり、迷わず吹奏楽部へ入部、ここで音楽の道に進むきっかけとなった、部活動顧問と出会った。
同部では打楽器を担当、コンクール成績が優秀だった中学での学校生活は、部活動中心に回っていた。
音楽大学在学中の先輩等にも教わるなど、音楽への道は自然と開けていった。
音楽大学へ進学する意志は固かったが、高校2年の冬、ピアノで行き詰まり、
「一度歌ってみては?」と個人先生に勧められ、声楽を始めると、その魅力にどんどん惹かれた。

大学卒業後は、大手楽器制作会社の音楽教師、カルチャーセンターなどでヴォイストレーニングの教室を持ち、個人レッスンをするかたわら、声楽家としてフリーの活動も始めた。
その頃から続いている音楽グループ「ハミングバード」は、メンバーに多少の入れ替わりはあるが、現在も歌と、バイオリン、ピアノで構成され、童謡や唱歌を中心としたプログラムなどで、学校公演等の演奏活動を行っている。
今回のコロナ禍で、歌の仲間とリモートコーラスグループ「PocketHarmony(ポケットハーモミー)」を結成、これからも順次、YouTube(ユーチューブ)などで無料配信していく予定。

コロナ禍で、音楽業界、特に歌うことに関しては大変厳しい状況が続く中、1年前から企画してきた個人のソプラノリサイタルを、さまざまな予防対策を考えた中で9月開催が決定した。
「フランス歌曲を中心としたプログラムで、詩と音楽をお楽しみ頂けるよう字幕の準備もございます。音響の素晴らしいホールでの生の音楽を、今の殺伐としたこの時期に、安全な環境で、肩の力を抜いてお楽しみ頂ければ幸いです」。

詳細は下の「あわせて読みたい」で。

リサイタル申込、歌のレッスンなどの問い合わせは、
電話  090-6329-7967
メール yuko.ueki521@me.com  上木さんまで。

(2020年8月現在)    (堀)

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