初めての赤ちゃん、新米ママさんは戸惑うことばかり。
おでかけはいつごろからならいい? どんなところへ? また持ち物はどんなものを?
日々の生活でも、何もかもが初めてで、どうしたらいいか、わからないことだらけ。
15年、保育士として経験を積んだこばやしまりさんも、いざ自分がお母さんになった時、初めてその本当の大変さに驚いた。
「産休、育児休暇、復帰と経験してきましたが、私の経験も生かして、同じママとして、このサークルを立ち上げることに」。
赤ちゃんを安心して遊ばせることができて、ママ同士も楽しくおしゃべり、ほっとできる場所として、2年前に始めた「赤ちゃんサークル シェシェア」。
お互いの意見交換や、困ったことの相談、成長過程で気になることなど、先輩ママでもあるこばやしさんは、見守りながらも、プロのアドバイスを的確に。
イベントメニュは、基本自由遊びの「赤ちゃんひろば(1歳まで)」、「よちよちひろば(1歳以上)」。
子どもたちの作品
他に「ベビーマッサージ&手形足形アート」、「ふれあい遊び&手形足形アート」、「1才バースデーイベント」など、子どもと一緒に体験できるイベントがいっぱい!
これから力を入れていきたいと思っている「はじめてのおでかけ」、
初めてのおでかけは、持ち物はどんなものがいるか、途中に授乳やおむつ替えをするときどうすればいいか、ドキドキ、不安がいっぱい。
「ここでは、家と同じようにすべてが揃っているので安心、赤ちゃんもリラックスできるので、予行演習に」とこばやしさん。
ベビーマッサージは、以前こばやしさんが師事していた、ベテランの講師を迎えて行う。
ママと赤ちゃんのスキンシップとして、赤ちゃんの発育に効果があるといわれ、ママも育児への自信や安心感が生まれたり、リラックス効果があり、心も穏やかに。
「プレママも、是非参加を」とこばやしさん。
人形を使って体験することができ、一方、赤ちゃんが生まれる前に同サークルに参加することで、出産後も「一度来た場所」として、安心して出かけやすくなるという。
「プレママイベント」もこれから力を入れていきたいイベントのひとつ。
歌を教わったり、写真のアルバムづくりなど、「赤ちゃんが生まれる前だから、できること」を楽しむ。
どのイベントも、保育士のプロであり、先輩ママとしての経験が生かされている。
部屋にあるおもちゃも、こばやしさんの手作りも多く、段ボールで作った「おみせやさん」や、ペットボトルのキャップで作った知育玩具風のおもちゃなどが、さりげなく。
また、記念写真のコーナーも。
「案外、お母さんと赤ちゃん両方が写った写真が少ないから」。
この日「「よちよちひろば」に参加した2組の親子は、「赤ちゃんひろば」からの継続で、すでに顔見知り。子どもたちも久しぶりに会うのがうれしそう。
「ちょっと大きくなった?」「ことばもしっかりしてきたね」と、少人数ならではのきめ細かい対応も。
「子どもは家で遊んでいるようにリラックスできて、お母さん同士のつながりもできる、一人で悩まず、ここで楽しく一緒に過ごしましょう」と、こばやしさん。
コロナ渦で、現在は定員を2組に、マスク必須などの条件を設けているが、状況を見て移行させていくという。
【Data】
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