時代を彩るステキな時計の博物館~神戸時計デザイン博物館~

今年4月、歌敷山にある「絵葉書資料館」の横に、「神戸時計デザイン博物館」がオープンした。

 
1800年代後半のアールヌーボー、アールデコ時代のものから、1980年の昭和のものまで約550点、主に館長の藤野直計さんが集めた時計を展示している。

2階のメイン展示室に足を踏み入れると、ずらり時計が。
 
 

ヨーロッパの大がかりなからくり時計や、装飾が美しいガラス時計、ステキな音を奏でるオルゴール時計、そして昭和の一時期、爆発的に流行して、あっという間にデジタル時計の進出で失われていった、昭和レトロのプラスティック時計と、どちらを向いても目移りしてしまうほど多彩な展示だ。
貴重なものも多く、ひとつひとつ眺めていると思わず時間を忘れてしまう。

【ローリングボールクロック】 
鉄球を転がして時間を計る仕掛け時計

また併設展示として、神戸ドールミュージアム(中央区三宮町)の分室として、アンティークドール、ドールハウス、オートマタ-(機械仕掛け人形)などを展示している。
 

隣室では、展示とともに毎金曜日の夕方より、オルゴールやSPレコードのコンサートも開かれている。

ステキな音色を響かせるオルゴール

ビクター製の本格的な音響で、SPレコードのコンサート

そして3階は、神戸フォトミュージアム「天空のギャラリー」。
昭和・平成のさまざまな写真を展示、地元垂水の写真も。

そして解放されているバルコニーに出ると、目の前には垂水区一円の大パノラマが広がる。
 
館内の天井にも一工夫が。
前ばかりでなく、上方にも目を向けてほしい。

星座が奏でる、天空が広がる。
 

1階受付横には、ミュージアムショップ。

「時の記念日」に合わせて、開館日を確認の上、ぜひお出かけを。
【Data】
垂水区歌敷山1-7-20
電話 ミュージアム窓口 078-705-0080
開館日 木曜日・金曜日・土曜日(他夏季・年末年始休館)
開館時間 10:00~17:00

入館料 大人(高校生以上)800円  小人(小中学生)600円

神戸時計デザイン博物館絵葉書資料館2館共通割引チケット
大人(高校生以上)1000円  小人(小中学生)700円

●金曜日SPレコード、オルゴールコンサート
金曜日17:00より 1名500円(10名限定)所要期間約1時間

(2019年6月)           (堀)

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