11月1日日曜日、恒例のおおとし山まつりが行われた。
大歳山はもともと大歳神社があったことからそう名付けられたといわれ、
縄文時代の代表的な土器や石器、弥生時代の竪穴式住居、
また古墳時代の前方後円墳などが次々発見されて、
昭和40年代に遺跡公園として整備され、現在は区民に親しまれている場所の一つ。
いつもは見晴らしのいい高台である同公園も、今日はイベントの参加者が大勢集い、
それぞれの体験ブースは、朝から親子連れが列を作った。
舞子浜から汲んできた海水を、たき火にくべて水を蒸発させて作る「塩づくり」。
また古代の赤米で作ったおにぎり試食では、作ったばかりの塩も振りかけて、
「おいしい!」と参加者。
「今年はおいしくできました」と担当者。
去年は玄米そのままでにぎったら、現代人には硬すぎて口に合わなかった人が多かったそう 。
その横の火おこしコーナーでは、昔の器具を使って火おこし。
ここでは力の強いお父さんが活躍していた。
またこのイベントのハイライトは、普段は非公開の竪穴式住居の中に入れること。
中では実際に火がおこされ、子供たちは古代の生活について担当者に質問。
答えを聞いて現代との違いに驚いていた。
古代のアクセサリー勾玉や、土器・埴輪を作るコーナーではそれぞれ個性的な作品も。
また古代衣装を着てみるコーナーでは、女の子ばかりでなく、男の子も古代人に。
ちょっと恥ずかしそうな子もいたが、きれいな色の衣装はみな気に入ったようだ。
秋ということで、同公園などの木の実を使った工作教室も開かれ、
ちょうど材料がこれからたくさん手に入る季節なので、お母さんには好評だった。
それぞれのイベントポイントを獲得すると、点数によって景品がもらえる
スタンプラリーも並行して行われた。
明石海峡大橋を望むロケーションも素晴らしく、お弁当を広げる家族もあり、
快晴の中、親子連れや近隣住人の憩いの1日となった。
(2015年11月1日) (堀)
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