「この料理にこんなお皿があったら」「花を活けるのにちょうどいい花器が手に入らない」。
町中に陶器はあふれているけど、お気に入りの一品がなかなか見つからない、
そんな経験を持つ人も多いはず。
陶芸を習って自分で作ろうと思っても、陶芸は奥が深く、素人には無理そうに思える。
「基礎からきっちりやるのは大変。でも普通の人にそれは必要ないです。
自分の好きなものを簡単に楽しく作る、それが一番」。
そう語るのは足立陶芸教室を主宰する足立富子さん。
同教室では決まったカリキュラムは特になく、始めたその日から自分の好きなものを作る。
インテリア雑誌の切り抜きを片手に、かわいい小物を作る人、
思い描いた形の植木鉢を作る人、
時には壊れた陶器の鍋のふたを手作りするなど、人によって作るものはさまざま。
時間のかかる土練りは行わず、子供のころの粘土遊びそのままに、伸ばしたり、切ったり、
ろくろを回したり。
土選びや、形のとり方、ろくろの使い方、色の付けなどは、
それぞれの経験に応じてアドバイス。
「焼くまでは何度でもやり直せるので、気に入るものができるまで挑戦できますよ」。
足立さんは美大生の時に陶芸を始め、卒業後陶芸の講師として現在まで教室を主宰。
道を極める作家と違い、素人だから楽しみながら作り、
作品の出来上がりをワクワクして待つという姿勢を貫いている。
中学校のトライアルウィークの受け入れや、地域のイベントでの教室、
PTAなどの講習会と、地域に根ざした活動もその一環。
「子どもも大人も、気軽にものつくりを楽しんでほしいですね」。
【Data】
垂水区霞ヶ丘5丁目1
電話090-8381-8685
教室は月曜から金曜 10:00~12:00
週1~2 回は 月3000円。
出席回数無制限 月5000円。
できた作品は、1グラム1円(雑費すべてを含む)で手元に。
★1日体験教室 実費1500円のみ (2015年10月) (堀)
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