苔谷公園横の道を挟んで、東側にひっそりたたずむ骨董、古書籍の店「Triton(トリトン)」。
店主の棚田眞輔さんは、淡路の出身。
第8回国民体育大会やり投げで、高校新記録を出し、
昭和29年、大学1年の時アジア大会に出場したという経歴の持ち主。
棚田さんのやり投げの写真
東京教育大学を卒業後、地元に戻り、
高校や県の教育委員会、大学と、教育関係の道を歩んできた。
現役の退職を迎えた時、元気で長生きをするためには、と考え、
奥さんの勧めもあって、10年ほど前に同店を開店した。
アジア大会出場以来、仕事上の視察など、海外への渡航歴は30回以上。
その時に買い求めた、各国の土産や骨とう品がところ狭しと店内に並ぶ。
また棚田さんがスポーツ史の研究をしていたことから、
海外で求めたスポーツの古書は、
個人の所有というには惜しいほどの、希少本も数多い。
スポーツ競技の解説本
「この本1冊でスーツ1着分ですね」 と説明を受けた本。
全集で後ろにずらっと並んでいる。
関わった六甲をはじめとする山や登山の本。
神戸のゴルフに関する本。
棚田さん自身が、その道のパイオニアであることから、
自身の著書、コラムが載った書籍・雑誌なども並ぶ。
棚田さんのコラム掲載
また神戸や舞子に関する、外国人が書いた19世紀の本なども多数。
外国人が書いた日本の旅行記など
「靴や帽子は体になじんで、自分のものを間違えないでしょう。
それと一緒で、ものも嫌気がしないもの、なじむものが、本当にいいものですね」と棚田さん。
スポーツは今も現役、大学のテニスコートにも通うという。
筋金入りの文武両道、掘り出し物のものや本だけでなく、
貴重な話が聞けるかもしれませんよ。
【Data】
Triton(トリトン) ←ホームページの紹介欄をご覧ください (2015年4月現在) (堀)
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