今や国民の四分の一が高齢者、その15%が認知症やその予備軍だと言われている。
長生きを祝ってもらっても、それは健康であってこそ。
生活に楽しみを見出せない、病院通いは辛い。
そこで、最近では「健康長寿」という言葉がよくいわれる。
昨年9月から12月に開催されたまちづくり神戸主催の、
「まちそだて講座」を受講した修了生有志のメンバーが集まって発足した、「まちスポ 元気かい」では、
「どうしたら地域の人が楽しみながら健康長寿を迎えられるか」に取り組んだ。
加齢による、からだの衰えは誰でもあること。
「でも筋力を蓄えることによって、ひざ・腰の痛みなどを和らげることができる」と、
同会会長の飯塚二億さん。
腹式と胸式呼吸のそれぞれの利点を話す畑中さん。
元看護士で、現在はデイサービスなどで機能回復訓練に携わっている畑中恵里子さんが、
椅子に腰かけて誰でも簡単にできる体操を考案した。
名付けて「コツコツ貯筋体操」。
座ってからだのストレッチ、頭から順に。
頭のストレッチから、肩、首、腹筋、腰、手足と、順に軽くからだを動かす。
簡単そうに見えてもなかなか思うどおりに動かせず、
硬くなった関節をほぐしたり、スクワットをしたり・・・思ったより難しい
「姿勢が悪くなってきたよ」と先生の声に、「わあ、むつかしいわ!」と、
あちこちから快い会話と笑い声が。
タオル(ヒモ)などを使ってからだを伸ばす。
運動をしながら、畑中さんが元看護士として個人の疑問に答えたり、アドバイスを入れていく。
「365歩のマーチ」を歌いながら足を高く上げて行進
加齢で硬くなった体をほぐして血行を良くし、弱くなった関節などを筋肉でカバーする。
「ここで覚えた運動を、家で思い出してくれたら」と畑中さん。
体操終了後には、お茶とお菓子でワイワイ。
この日は、てんぷらの敷き紙に使える、切り紙の落ち葉を教わった。
「てんぷらの下に敷いたら、ちょっとおしゃれね」
「みんなで楽しくおしゃべりしたり、手先を使う折り紙なども健康にいいですね」。
気軽に集まって気軽に体操、それが楽しく続ける秘訣とか。
【Data】
垂水区小束山手2-2-1 BRANCH神戸学園都市
まちづくりスポット神戸&コミュニティルーム
電話&FAX 078-647-7146(佐々木さん)
参加費 300円
持ち物 水分補給用飲料、タオル(体操に使用)
●動きやすい服装
開催日 毎月1回
次回は10月18日(土)。
受け付け10:00 10:15~11:45(体操50分、あとはティータイム) (2014年10月現在) (堀)
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