アップテンポの曲に合わせて、トレーナーの東麻美さん(神陵台)のリードで声を出しながら軽く足踏み、手、足を曲げ伸ばす。
スポーツクラブのウォーミングアップのようだが、実はスポーツボイスのトレーニング。
スポーツボイスとは、歌手や俳優等、声を職業とする人のためのボイストレーニングを、一般の人でも体を動かしながらより楽しく学べるようにと考案されたもの。
考案したのは東さんの実弟でヴォーカリストの東哲一郎さん。
麻美さん自身も音楽大学で声楽を専攻した声のプロで、現在は、スポーツボイスのインストラクターとして、フィットネスクラブなど神戸市内各地を飛び回っている。
「百聞は一見に如かず」ということでレッスンを体験させていただいた。
まずは緊張をほぐすために「声帯ストレッチ」から。
「声帯も筋肉でできているので、力が入ってしまうと伸びのある声が出ない。まずは体全体をリラックスさせて、声の出やすい状態を作ります」と東さん。
東さんのリードのもと、舌が下唇にふれるようにと意識しながら、音楽に乗ってテンポよく声を出していく。
日本語は顎に力をいれすぎて話す癖ができやすく、それが大きな声で話したり、歌うときに喉声になったりしてしまう原因になるという。
「体を動かしながら声を出すことで、体の緊張がほぐれやすくなる」ということで、どのエクササイズをする時にも音程や声の大きさを気にしないで、常に声を出し続けることが大切。教室中にBGMが鳴っているので、抵抗なく声を出すことができる。
「歌うことだけでなく声をしっかり出すことで、代謝が良くなり健康維持にもつながる」。
言われてみると、一時間のレッスンで、体を激しく動かしたわけではないのに、体の中からほこほこと温かくなった。
お腹の底から声を出すって、気持ちいい。 (大道)
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