垂水駅から商大筋を上がってすぐ、一見ちょっと洒落たセレクトショップ風、でもドアを開けて店内に入るとそれら商品の奥に、パソコンや印刷機械が並ぶ。
2009年にオープンしたTRUNK DESIGNは、デザイン事務所としてデザイン制作やマネージメントを行うかたわら、誰でも気軽にデザインの仕事に触れられるコミュニケーションの場として、ショップ併設を試みた。
「デザインが生活の中にどう溶け込むか、商品のストーリーを大事にしたい」と、代表でアートディレクターの堀内康広さん。
敷居の高いデザイン事務所という形式にとらわれない自由な空間でありながら、並んでいる雑貨などの商品は堀内さんのお眼鏡にかなった逸品ぞろい。
(オリジナルのTシャツやポストカード、地場産業のマッチやアロマオイルなどが並ぶ)
(活版印刷の機械)
たまたま通りかかり店をのぞいた人が、雑談するうちにそんなセンスに惹かれてデザインの制作依頼をすることも。
「直接話しを聴くことでデザインのイメージが思い浮かびます」と、依頼者のその人柄や考えそのものをデザインの中に活かす堀内さん。
一方でクリエーターという立場から、時間をかけ、手をかけて作られるもののよさを知ってほしいと、手作業で進めていく活版印刷のデザイン活用としてワークショップをひらいたり、兵庫県の製品を中心に手仕事の雑貨を紹介したりと、デザイン事務所という枠にとらわれない活動をどんどん進めている。
(垂水の魅力がいっぱい詰まった小冊子 垂水帖)
⇒【付記】垂水帖は6月5日毎日放送午後6時15分からの番組『VOICE』で紹介されました。
最近は、日本のクリエーター324組が、それぞれ自分の故郷のことを小冊子や映像制作して話題になったイベント、「わたしのマチオモイ帖」に参加、想いを込めて制作した「垂水帖」が脚光を浴び完売したが、増刷されることになった。
垂水のあちこちで手に入るようになるそうなので楽しみだ。
「地元のことを知った上で、どんどん世界を広げていきたい」。
TRUNK DESIGN の今後の活動に注目したい。
【Data】
垂水区天ノ下町11-10
電話:078-708-0661
営業時間:10時~19時
定休日:水曜日 (堀)
コメント
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垂水帖は本屋かどこかで売っているのですか?垂水区民なので気になります。
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1冊200円でTRUNK DESIGNさんで売っていましたが、現在売り切れ中です。
増刷資金調達中だそうです。
サポーターとして参加していただけるなら個人なら1人1000円で、2刷目に名前が載ります。
増刷後は、書店にも置くそうですが、詳しくはTRUNK DESIGNに直接お聞きください。