垂水の住人なら、この日を待ち望んでいる人も多いのでは。
この時期、何気なく歩いていても、どこからかイカナゴを炊く香りがしてくる。
垂水の人はこの香りを嗅ぐと胸が騒ぎ、何時間並ぼうが自分も炊くためにイカナゴを買いに走る。
この時期、何気なく歩いていても、どこからかイカナゴを炊く香りがしてくる。
垂水の人はこの香りを嗅ぐと胸が騒ぎ、何時間並ぼうが自分も炊くためにイカナゴを買いに走る。
(水揚げが終わってそれぞれの店にイカナゴを運ぶ)
神戸漁協は垂水が本拠地。
垂水のセリは昼網といって昼の12時からだが、イカナゴに限っては昼網に関係なく朝から水揚げされる。
セリにかけず唯一漁協が値段を決めるのはイカナゴだけである。
垂水のセリは昼網といって昼の12時からだが、イカナゴに限っては昼網に関係なく朝から水揚げされる。
セリにかけず唯一漁協が値段を決めるのはイカナゴだけである。
ちなみに今日は1キロ1000円。
あす以降は、多分しばらく高値が続くだろう。
スーパーなどで値段が違うイカナゴは、播磨や和歌山で獲れたもので、垂水のものではない。
海に境があるわけではないが、「垂水産」にこだわる人も多い。
2年前の船舶事故で、一時はキロ3000円を付けた。
明石海峡大橋ができて、潮の流れが変わったとか、
淡路花搏の土産として乱獲されたとか、
温暖化の影響であるとか、様々な理由が挙げられているが、
炊く人が増えたせいもあると思う。
20数年前はキロ300~500円くらいだった。
「垂水の風物詩」として、炊く人が増え、いろいろな料理法が考案され、
文化として根付いていくことはいいことだと思う。
(垂水商店街で売られるイカナゴ)
ただ、並んで買っているのは高齢者が多い。
若い人は、炊いてもらう人から、炊く人にぜひなってもらいたいものである。
(2012年2月) (堀)
ちなみにこちらはフルセ(親イカナゴ)のくぎ煮。
今日炊いたのだが、まだ小さい。(皿の直径は15センチ)
これもなかなか美味しいよ。
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