秋晴れの30日、久しぶりに大歳山に行ってきました。
⇑ 復元された竪穴住居と、 ⇓大歳山からの景色。
この竪穴住居が「おおとし山まつり」で内部公開される。
かつては大歳神社が祀られていたので「大歳山」と呼ばれていますが、大正11年、明石原人の化石発見で知られる、直良信夫博士がこの地で、のちに「大歳山式」と呼ばれる貴重な縄文時代前期(5500年前)の土器を発見しました。
その後の調査で、弥生時代にも集落が営まれたことが確かめられ、また古墳時代にも円墳や前方後円墳などが造られていて、複合遺跡として注目を集めるようになりました。
毎年、文化の日近くの日曜には「おおとし山まつり」も開催されて、竪穴住居の内部公開や、それに合わせて、勾玉や土器作り、古代衣装の試着、赤米試食など数々ののイベントを行っています。
竪穴住居は発掘されたとき、火災にあって放棄された建物だったのか、柱や垂木などが炭化したまま床に残っていたそうです。そのため復元は当時により近い形で行われたそうです。
何が幸いするかわからないものですね(当時の住民には大きな不幸といえますが)。
このあたりはちょうど六甲山系の最西端ということで、近くの住宅には土地造成時にゴロゴロ出てきた、六甲花崗岩(いいものは御影石と呼ばれ有名です)を石垣に使用したお宅が多く、人目を引きます。
とにかく見晴らしがよく、垂水のビューポイントのひとつです。
秋風さわやかな折、近場にウォーキングと洒落てみては。
なお、「おおとし山まつり」は、11月3日(日) 10:00~16:00(雨天中止、少雨決行)
当日の問い合わせは・・・おおとし山まつり本部 090-2597-3013 (堀)
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