西舞子、狩口台からJR朝霧駅へ向かう道路沿いにあるまいこ花壇。
花と緑のまち推進センター主催の市民花壇コンクールで、入賞の常連として知られている。
通りがかりの人が思わず足を止めて見とれるほど美しい情景だが、ほんの10年ほど前まで竹やぶが広がり、家電やバイクの不法投棄で危険な場所だったことを記憶している人は意外と少ない。
花壇作りのきっかけは、地域の子供を事故から守り、花を植えて住民の憩いの場にしようと、花好きの有志が集まったこと。
伐採した竹や大型ゴミなどトラック何台分もの除去作業から始まり、土おこしから花壇の整備まで、何カ月もかかって準備した。
市民花壇の申請を受けてからは、年3回の花苗配布の植え付けをはじめ、みんなで相談して、植える花や花壇のデザインなどを決めたり、水やり当番、手入れなど、現在の代表、田淵節子さん以下6名ほどで精力的に活動している。
今はテッセン(クレマチス)の花が見ごろだが、「自宅で育てていたのですが、直植えの方がきれいな花が咲くので」と近隣在住の野田武士さんが花壇に寄贈した。
「難しい決まりごとなく、みんなで話し合いながら和気あいあいと楽しんでます」と皆さん。
花もおおらかな愛情に包まれて、すくすくと育っている。(堀)
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