6月から7月にかけて、クサフグの産卵は、アジュール舞子の風物詩。
この時期の大潮の夕方などに、浜辺を埋め尽くすほどのクサフグが集まってくる。
最近ではよく知られるようになって、見学に来る人も多い。
2024年は、しかし6月の大潮前後の日はすべて天候が悪く、
特に6月末の、大潮で満月の一番期待された日は大雨。
7月6日(土)は、今年最後のチャンスという予想で、
とりあえず行ってみた。
以前、6月初めの大潮で、クサフグが跳ねる音まで聞き取ることができたというほど、大規模な産卵があった。
だが、今年最後の期待のこの日、魚影は一切見ることができず、
7時半に、見切りをつけて退出した。
(その後、クサフグが来たかもしれないので、見た人はご一報ください)
辺りには、海開きより一足先に浜辺で遊ぶ親子連れなど、まだ人影も多く、
クサフグを見ることはできなかったが、刻々と暮れ行く景色の美しさは必見の価値あり。
また、コアジサシの子育ては、ほぼ終了間近。
親鳥ほどに成長したヒナに、えさを運ぶ加速度がどんどん増している。
今年は訪れたコアジサシが多く、特に朝は多くの親鳥が忙しそうに飛んでいるのを見ることができるそう。
最近は日本中で砂浜がどんどん減少し、コアジサシが営巣する場所が減り、絶滅危惧種として扱われている。
この後オーストラリアまで飛んで行くそうで、大変な長距離を飛ぶことになる。
クサフグと、コアジサシが去るころ、アジュール舞子の海開きが始まる。
今年は、7月11日(木)に海開き、そして海開きイベントは、13日(土)。
詳細は週明けの、イベントBOXで。
(2024年7月) (堀)