浄化の火で コロナ禍も退散! ~転法輪寺~

4月2日、龍華山 転法輪寺で、恒例の花まつりと龍華祭が行われた。
4 月8日がお釈迦様の生誕日とされ、この日に行われることが多いが、
転法輪寺は、毎年4月の第1日曜日に行われる。
(詳しくは2014年の記事参照)

ちょうど桜の満開時期と重なって、境内は花盛り。

お釈迦様の誕生日を祝う花まつり

稚児行列と白い象の花御堂
(お釈迦様の母摩耶夫人がお釈迦様を身ごもる前に見た夢に現れたと伝えられている白象を模した花御堂)

お釈迦様の像に甘茶をかける子どもたち。

続いて、山伏の問答、護摩道場への入場、
護摩道場の床を結界する作法「床堅作法」、続いて「法弓」、「法剣」、「法斧」の作法により、邪気などを祓い護摩壇が清められる。

法弓

法斧

そして、護摩壇に点火




檀家などの祈願が書かれた護摩木も投入され、どんどん浄化の火が大きく。

やがて、火渡の儀式。

今年94歳になられた、名誉住職(前住職)が続く

その後に山伏

参加者が続く

今年も無事渡り終えた人には、御幣が配られた。
コロナ禍で、例年のお接待はまだ中止されたままだが、渡り終えた人たちはみな、清々しい顔つきで、満足そうだった。
余談だが、上の参考記事の時に、小坊主さんだった現住職の息子さんが青年に成長し(大学生だそう)、

2014年の花まつり画像

問答を堂々とされた少年山伏が、確かめさせていただいたら、青年に成長され儀式に加わっておられた。
垂水商店街で以前、時々檀家回りのお姿を拝見していた名誉住職も、お元気な姿を拝見することができた(火渡もされていた)。
転法輪寺の秘仏、国指定の重要文化財である木造阿弥陀如来座像が特別に御開帳されるなど、今回は檀家中心の開催といわれ大きな告知はなかったが、それでも大勢の人でにぎわった。
(2023年4月2日)      (堀)

 

 

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