社会人の教養講座を提供する文化教室、いわゆるカルチャーセンターの先駆けとして、
41年前の昭和48年に開設された、五色山文化センター(五色山5)。
オーナーの田中弘子さんは、86歳の現在も現役として各教室の運営を陰から支えつつ、
自身も気に入った教室の生徒として参加、人生を楽しむ。
「後ろを振り向かず、前ばかり見てここまで来ました」と田中さん。
以前は花道・茶道や、端唄・俗曲、民謡などの師範として活躍、
ピアノ、琴、三味線をたしなみ、ヨガや料理を習い、
最近ではパソコンも使いこなす。
「好奇心のかたまりでなんでもやってみたいから」というが、
どれも素人の域を超えているからすごい。
母親から「健康で、まじめで、長男でない人」といわれて結婚した夫とは、65年連れ添った。
患うことなく一昨年96歳で亡くなったが、
「人を疑わず、何にでもすぐ飛びつく私が無事ここまでこれたのも、夫のおかげ」と、感謝。
「自分のことができて、人に迷惑をかけず、好奇心を旺盛に」をモットーに、
これからも新しいことに挑戦していきたいという田中さんの瞳は未来を見つめ続ける。
【Data】
五色山文化センター
(2015年7月) (堀)
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