多くの人におしまれながら、2013年11月に解体された旧ジョネス邸。
2015年3月6日その跡地に、記念プレートが設置されたということで、
遅ればせながら行ってきました。
記念碑は、マンション敷地の北西角、国道2号線に面したところにひっそりと建てられていました。
下に碑文を掲載しています。
旧ジョネス邸は残念ながら現存しませんが、同邸を愛する人たちの手で、
建具や調度品、絵画などが、さまざまな形で保存され、
また「ジョネス邸を次代に引き継ぐ会」は活動を続けています。
この記念プレートには、同邸に関わったさまざまな人の想いがこもっています。
(2015年4月) (堀)
★以下は記念プレートの碑文です。
旧ジョネス邸跡地
旧ジョネス邸は、親子2代にわたって神戸・塩屋と深い関わりを持ち、地区内の
西向地蔵境内石碑にも大きくその名が刻まれたイギリス人貿易商 F.M.ジョネス
氏(F.M.Jonas)によって、1919年に建てられた洋館です。擬和風とも言うべき
折衷様式のユニークな洋館で、「兵庫県の近代化遺産」「ひょうごの近代住宅
100選」にも選定された名建築でした。当初はこれより約800メートル東、境川の
河口付近に位置していましたが、ジョネス氏から建物を引き継いだ山田作之助最
高裁判所判事により、1963年に、国鉄複々線化工事に際して当地へ移築されまし
た。旧ジョネス邸は、塩屋沿岸部ではかつての外国人住宅群の名残を留めるほぼ
最後の存在であり、94年の長きにわたって塩屋の景観・歴史文化のシンボルとし
て親しまれてきましたが、2013年11月、惜しくも解体されました。この記念碑
は、旧ジョネス邸の記憶を永く後世に伝えるために設置するものです。
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