8月最後となった31日(日)に、五色山西洋館(五色山2)で開催された、「2025年夏 垂水観光ボランティアと学ぶ わがまち垂水ミニ講座」に参加してきました。
垂水観光ボランティアは今から20年前に発足、垂水の街歩きガイドとして、春と秋に名所・史跡などを説明しながら、10余の垂水を巡るウォーキングコースを案内、最近では参加者は垂水区だけでなく、区外からも増えているそう。
ミニ講座は、数年前から定期的に行われるようになり、こちらは夏と冬に開催しています。
「子どもから高齢者まで、どなたにも参加していただけるよう、暑い時や寒い時は、無理して歩かず、座学にしています」と、代表の阪本さん。
今年は「五色塚古墳復元整備50年」ということで、開催場所も同古墳の近く、三講座とも五色塚古墳に関連したものになりました。
●「空白の四世紀と垂水」を講演したメンバーの上山さんは、書き残された書物などがない「謎の四世紀」について、五色塚古墳との関連も交えて、垂水の立地や、歴史的な考察など、自身が導き出した「古代のロマン」を披露しました。
●次の「ごしきまろのひみつ」では、メンバー大畑さんが「垂水観光大使ごしきまろ」のいろいろを調べ上げ発表、クイズなどを交えながらの軽快な進行で、会場内は笑顔がこぼれ大盛り上がり、ごしきまろ愛炸裂の最後には、「ごしきまろに特別住民票を」と、皆にアピールしました。
そして最後は、神戸市文化スポーツ局文化財課の係長で、学芸員の井上麻子さんの講演、
●「五色塚古墳と復元整備50年」~謎めいた古墳は今~。
普段はなかなか見たり聴いたりできない、発掘現場の様子をはじめ、五色塚古墳とほかの古墳との関連や比較など、また五色塚古墳復元時の貴重な話や、現在進行中の「史跡五色塚(千壺)古墳 小壺古墳整備計画」などについての説明があり、参加者は大満足の様子でした。
9月18日(木)から、2025年垂水観光ボランティアと歩く「秋の垂水観光ガイド」が始まります。
今回は神戸市の「坂のまち神戸プロジェクト」と連携したコースも考案中とのこと。
参加無料、申し込み不要ということで、参加しようと思うコースの集合場所に、当日集合。
(2025年8月31日) (堀)