子どもの頃から食べることが好きで、管理栄養士の資格を取り、「子ども料理教室」などの講師をしていた中筋さん。
「1日3回食べる食事に幸せを感じられるよう、子どもに伝えたい」という思いが強くなり、独立を考えるように。
その時サポートしたのが、元飲食関係でバイトをしていた時に知り合った先輩の藤岡貴義さん。
2022年6月に「Mog Mog Labo(もぐもぐ ラボ)」を立ち上げてからは、運営や企画に不慣れな中筋さんにアドバイスしたり、具体的なイベントづくりに協力、この2年で「食育」関連のイベントの開催や、子ども料理教室などを立ち上げた。
両親が共働きの家庭が増えて、料理を「作る」「食べる」という基本もついなおざりになりがち。
また教育の場でも危険ということで、調理実習で包丁を使う機会が減った。
「ただ『食べる』だけではなく、みんなでメニューを決め、買い出しに行って、調理、」
そして、食べたあとは、片付け。
「料理は作るだけでなく、みんなで一緒に考えたり、行動したり、コミュニケーション能力が必要」と中筋さん。
「子どもが料理を作ったり、片付けができるようになるとお母さんも助かります」。
自分の力でやりとげるという自信、そして作ってもらうことへの感謝などが、子どもの心に自然に生まれるという。
子どもむけの料理教室を始めて、「気軽にみんなが集える場所」の必要性も感じ、「子ども食堂」「学習支援」の場など、活動の輪を広げていきつつある。
「まだまだやりたいことはいっぱい、『子ども』を中心にいろいろな世代が交流できる、楽しい場所作り、イベントも視野に入れて、発信していきたい」と中筋さんの思いはどんどん広がる。
(最近のチラシは【Data】の下)
【Data】
垂水区西舞子3-11-9
電話 090-5155-4044
インスタ mogmoglabo
(2024年12月) (堀)