会場に流れる、懐かしい曲。
そこに上田直子さんの軽快で弾む声が、
「次は身体をゆらして」
「ハイ、ゆっくり足を右に」などと、指示を入れる。
参加者はその声に合わせて、音楽に身を任せ、心地よく身体を動かす。
上田さんは、保育士、学童保育などを経験する中で、
「もちろん子供たちも大好きだけど、子育てでいっぱいになっているお母さんのことが、だんだん気になって」、
それを実感したのが、保育士として発表会の出し物で保護者と一緒に踊ったダンス。
皆が笑顔で盛り上がり、生き生きと踊っていた。
「私自身もダンスの専門家ではないけど、身体を動かしているうちに楽しい気分になります」。
誰でも踊れて、楽しくなるダンス、
それが、子育てや仕事、対人関係のストレスをリセットしてくれる。
はじめは尻込みしていても、懐かしい曲で自然とリラックス、
いつの間にか子どものように、無心に身体が動き出す。
自分自身が身をもって実感、これだと思った。
昭和に流行った、Ｊポップや歌謡曲、
ＡＫＢ４８などのダンス曲、
ドリフターズのコミック曲や、
マドンナなどの洋楽、フラッシュダンスなどの映画音楽も。
有酸素運動やストレッチ、ヨガなどを取り入れ、
これまで保育士などで培った笑顔や話術で味付け、
第一に「楽しく」をモットーに、子どもから高齢者まで、
参加者がみんな一緒に取り組む。
いつの間にか自然と笑いが沸き起こる。
「ダンスが苦手な人も、踊ってみれば楽しくなることうけあい！」
上田さんの優しく温かい人柄が、それを盛り上げる。
現在垂水では、ブランチ神戸学園都市で毎月第3土曜日に「ゆるワクダンス」を開催中。
参加できるイベントや、教室を開く依頼なども受付中。
問い合わせなどは、下記の募集チラシ掲載の、メールかインスタグラムから。
（2023年3月） （堀）
