垂水区では、現在「リノベーション・神戸(第2弾)垂水活性化プラン~生まれ変わる海辺のまち~」を進めており、各工事現場に設置される仮囲いへ「うわさプロジェクト」を活用したアートプロジェクトを実施している。
その一環として、新垂水図書館建設現場における「うわさプロジェクト」を、昨年10月より、アーティストの山本耕一郎さんとともに、兵庫県立星陵高校(星陵台)生命科学類型クラス1年生40名が取り組んできた。
その集大成として2023年1月20日、同校生徒たちが現地に集合、これまでに彼ら自身がレバンテ垂水1番館の各店舗に取材し、そこで働く人たちのちょっとした自慢や趣味などを「うわさ」としてまとめた「セリフ」を、 見栄えなどを工夫しながら、張っていった。
背景の影絵の人物たちは、その生徒たち自身。
参加した生徒たちは、垂水駅以外からの通学者も多く、
「初めて垂水駅周辺を知った」
「取材中もみんな優しい人が多く、とても楽しかった」
「今度は、ゆっくりプライベートで来たい」
と、参加したことで、垂水がぐっと近くなったよう。
リーダーの永峯陽輝君は、
「初めは不安だったけど、計画が進むにつれ、街の人との関りなど、とても有意義だった」。
壁面に大きな吹き出しを貼るグループとは別に、さまざまな「セリフ」が書かれた、小さな吹き出しを、街なかで配る企画も進める予定だったが、同プロジェクトに時間に合わせるかのように、突然強風が巻き起こり、生徒たちは臨機応変に企画を切り替えて、思い思いの方法で街なかへ。
出会った人に、いろいろなセリフの中から、選んでもらって渡していく。
中には通りかかりに生徒に話しかける人も。
その人たちにもセリフを配布。
「取材の時から、多くの人に応援してもらって、とてもいい経験になりました」。
「うわさ」は、読み応えたっぷり、
影絵についている小さなセリフは、仲間内ならでは、
その影絵の主に当てはめているそう。
今どきの高校生の底力で、垂水の町に一つの名物が誕生!
工事期間中限定なので、興味ある人はお早めに。
(2023年1月現在) (堀)