「絵を描くのが苦手」、でも始めてみたらみんながアーティスト! ~アート教室【アトリエ リーブル】~

アトリエリーブル「9月のアート教室」

●「ブドウを描く」 9月30日(金)15時~。

詳細は記事末に。
今回9月は、第4金曜日が祝日の為、翌週30日に開催。

赤ちゃんから高齢者まで、誰でも楽しめる作品作り

テーブルの上にはリンゴ。
私たちが知っている一般の「絵画教室」なら、そのリンゴを上手に描く技術を教えてくれる。
だが、臨床美術士の辻香乃さんが主催する、アート教室【アトリエ リーブル】では、まず触ってみたり、食べてみるところから。

りんごを食べてみて「この味を色にするなら何色ですか?」。
目を閉じて匂いを嗅ぐ、触ってみた感触は?重さ、固さは?
色に置き換えてみる。
りんごを育てるように、感じた色を塗り広げる。
最後に目で見てりんごから感じた色を塗り重ねる。

これは、「臨床美術」という、五感を刺激しながら、楽しく作品を作ることで、脳を活性化させるというカリキュラム。
実際は難しい理論とは関係なく、絵を描くのが苦手な人でもアドバイスを受けながら、作品を仕上げていき、満足感や達成感が得られるという。

臨床美術てなあに?

「臨床美術」、ちょっと聞きなれない言葉。
始まりは、絵やオブジェなどの作品を楽しみながら作ることによって脳を活性化させ、認知症の症状を改善するために開発されたプログラム。
認知症の改善に効果的と、病院や施設などで取り入れているところも。

独自のアートプログラムに沿って、「見る」だけでなく、さわったり、においをかいだり、味わったり、音楽を聴いたりしながら手を動かすことで、全身の感覚を刺激する。
「臨床美術士」とのコミュニケーションの中で、「褒められる」「共感を得る」ことの喜びを感じながら、目に見えるものだけでなく、自身の心を解き放ち、自由に取り組むことができる。

ザクロを五感で感じ、描いてみる

絵を描くのは苦手・・・・本当にそうなの?

「私は絵はからっきし」、「ダメダメ、私は遠慮しておくわ」。
でも、絵を描くのが下手とか、苦手、という人は、どこかで絵をけなされたり、人と比べてうまく描けない、と思い込んでいる人が大半。
同教室では、アドバイスを受けながらの作品作り。

本物の葉を下に敷いて、銅板を置き上からなぞると、自然の造形がアートに。
その上に、さらに自由な発想で線などを刻んでいく。

リンゴが赤いとか、丸いとか、形だけに捕らわれず、先生との会話の中で、少しづつ作品として、形になっていく。

紙に墨を流し、そこからイメージを膨らませていく
筆やペンで描くという固定概念はなく、写真を貼る、段ボールや緩衝材のプチプチに絵具やパステルをつけて描く、墨を流してそこからイメージを膨らませていくなど、その日のカリキュラムによってさまざま。遊びの感覚で作っていく。

プチプチに絵具やパステルなどをつけて、それで色を付けていくだけで、ステキなアートに。

臨床美術士、辻香乃さんとは

中央が辻さん。
この写真は、臨床美術士の勉強会の模様。

もともと保育士だった辻さんは、幼稚園教諭や児童福祉司などの仕事を通じて、いろいろ摸索を続けるなか、「臨床美術」と出会った。
仕事のかたわら資格を取得、高齢者施設や病院、自治体などで活動していて、特別なカリキュラムとしてではなく、「アートを楽しむ」、絵が苦手で敬遠していたリ、なにかを始めたいと思っている人に向けて、発信するという思いが大きくなった。
「それこそ、1歳の赤ちゃんからお年寄りまで、誰にでも簡単、同じ教室で習えます」と辻さん。
仕上がった作品を見ても、とても素人が作った作品とは思えない仕上がり。
「アドバイスすることによって、記憶が呼び起こされたり、アイデアが浮かんだり」、
その手伝いを臨床美術士がしてくれる。
誰もが、出来上がった作品に大満足、絵が苦手だったことも忘れるほど。

子どもから高齢者まで、みんなが一緒に楽しみながら作品を作れるのが、最大の魅力。

「動く形を楽しもう」というにじみを楽しむプログラム。

「心を癒す」、不安や孤独など、心の迷路に光を!

児童福祉など、数々の行政にかかわってきた辻さん、
「教室に来られない方には、個別での対応させていただきます」と語る。
引きこもりや、心の病、様々な障害を持っている人など、
「アート作品は、ただ物を作るだけでなく、自分の心と対話すること」
作品を通して、今まで気づかなかった心の状況や、自身の不安などに気づくことがあるという。
「作ることに没頭して、とても楽しかった!」これだけでも、心が癒されるという。
「私たちではだめかな?と思わず、まずはご連絡ください」と辻さん。

アトリエリーブル「アート教室」 9月の教室ご案内

カフェdeアート   9月のプログラム「アナログフロッタージュ」

「アナログフロッタージュ」

たこ糸とガーゼで描くアナログ画です。
アナログ画なんてアーティストしか描けないよ。
ムリムリ
描けたらカッコいいけどね…

いえいえ、大丈夫
臨床美術のプログラムなら、どなたでも素敵なアート作品を完成できます。
今月は人気の押し花の栞作りもあります。

日時:9月30日(金)18:00~19:00
場所:グリーンベリーズコーヒー三ノ宮駅前店にて

参加費 2,000円+🥤代 (押し花は+200円)
対象  16才以上どなたでも

問い合わせ

問い合わせは✉で、

libre8739@yahoo.co.jp

三宮で第4金曜に「カフェdeアート」開催中。
まずこちらで体験してみても。

 

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