塩屋小学校にほど近いところに2019年10月19日にオープンしたシオヤチョコレート。
看板はあれど、お店は?
「ここ降りたとこにあるで」の地元のおじさんの言葉を頼りに行ってみるとー
古民家を改築したとは聞いていたが・・・
庭先から友達の家に入るような、懐かしい雰囲気
サッシの扉を開けると、木の香りのするすっきりした空間が広がる。
店長の福岡知宏さんは、地元姫路でチョコレートを作っていたがチョコレートの工房と拠点になる場所をと探していたところ、知人を介して空き家になっていた塩屋の古民家を紹介された。縁もゆかりもなかった塩屋。当初は「だまされた~と思った(笑)」が、職人さんと共に10か月かけて改造し、塩屋の土地にも人にも少しずつなじんでいった。
「人と人とのつながりが独特なこの町で一体どんな形で関わっていけばいいのか」近所の住民、また近くにあるカフェなどの店舗の経営者と距離を縮めていく中で、見えてきたものがあるという。
福岡さんの作るチョコレートの材料はカカオ豆と砂糖。といたってシンプル。カカオ豆の焙煎から始めて2週間じっくり時間をかけて仕上げる。
ロゴは塩屋の海と坂をイメージしたもの。文字はパキパキ割る板チョコを連想(1袋1000円)
店内では、ドリンク、ケーキが味わえる。
自家製コーラの素(数種のスパイスを発酵させて作る)
「チョコレートの販売、ドリンクの提供の場だけではなく、なんとなくふらっと来て話し込んでいたり、たまたま居合わせた人同士が仲良くなったりと、いつも人が出入りするコミューにケーションの場にしていきたい」と福岡さん。
「インスタで見て」「近くのカフェで紹介されて」とお客さんが続々と・・・
「来る人それぞれが、自分に合ったこの場所の使い方を見つけてもらえたら」
外階段から上がる二階は、キッチンあり、ヒノキ風呂あり、ロフトに上がるのぼり棒(?)ありのフリースペース。
「あそこに行ったらなんか面白いことあるで」
地元の人からそんな声が聞こえてきそうなシオヤチョコレート。これからの展開が楽しみだ。
【Data】
垂水区塩屋町4丁目10-14
電話:078-797-5209
定休日:火・水
営業時間:12時から18時ごろ
(2019年10月現在) (大道)