兄弟でフラメンコギターの魅力を発信~沼田幸男さん、進さん兄弟「La Guitarra(ラ ギターラ)」~清水が丘

ギターを構えるのは、兄の沼田幸男さん(右前)と、弟の進さん(左奥)。

神戸フラメンコギター同好会「La Guitarra(ラ ギターラ)」を主宰している二人は、若いころからフラメンコギターの魅力にひかれ、一時は社会人として仕事に専念したが、幸男さんの退職を機に、またフラメンコギターを二人で始めた。

「最近はフラメンコギターを弾く人が少なくなって」と幸男さん。
「フラメンコダンスの伴奏と思われがちですが、感情豊かな、素晴らしい音色で聴く人を魅了します」。

フラメンコギターとの出会いは、幸男さんが学生の頃、クラシックのギター教室に通い始めたこと。元々ギターを始めたいと思っていたが、高校で柔道をしていたので、爪を伸ばせず、「部活動が終わると同時に、ギター教室に」。
弟の進さんは、兄の横で見よう見まねで始めたが、
やがて縁あって、兄弟はフラメンコギターの先生に出会い、2人揃ってこの道へ。

現在は個人に教えたり、須磨区や灘区でフラメンコギター教室を開くかたわら、地域のおまつりなどのステージや、高齢者施設などで演奏のボランティア活動をしている。また音楽の場以外にも、ふれあい喫茶などで演奏したり、一緒に歌える場を作るなど、訪れた人を楽しませている。

毎月第1・第3火曜日にコープ名谷(須磨区菅の台)で開かれている「Salon de ギター」の教室では、「本来は楽譜がなく即興で演奏するのですが、練習は楽しめるよう楽譜ありで」。

フラメンコ以外の日本の流行歌や、「コンドルは飛んでいく」などのペルーのフォルクローレなども演奏、最近人気のペルーの楽器カホンや、定番のケーナなども飛び入り参加して、練習は真剣にしつつも、楽しい雰囲気。
「コードを押さえる手しか見れなくて、でも最近やっと譜面にも目が行くように」と、ギターが弾けるようになりたくて参加したという2年目の女性は、大変そうだけど、目はきらきらと楽しそう。

「フラメンコギターの魅力を少しでも多くの人に届けたい」。
ギターを片手に、沼田さん兄弟の活動の場はどんどん広がっている。

★フラメンコギターに興味ある方は見学を★
場所 コープ名谷(須磨区菅の台)
日時 毎月第1・第3火曜日  10:00~13:00

(2019年7月現在)      (堀)

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