ネパールの貧しい山村部の貧しい子ども達に教育を受けさせたい
日本人女性との結婚を機に来日し、祖国ネパールの山岳ガイドの仕事の傍ら、教育環境の整っていないネパールの田舎の子ども達への支援活動を続けているラマ インドラ ジットさん（五色山在住・株式会社ドコアドベンチャー代表）
【ネパール山岳部の子ども達の教育支援団体 愛のかけはし】
２０１３年に、ラマさんの祖国を愛する想いに賛同した日本の支援者と共にネパールの貧しい子どもたちへの教育支援団体愛のかけはしを設立。支援金を募り、これまでに文具や学校の建設、村の道づくりなどの支援を行ってきた。
垂水おもちゃ箱では、２０１５年４月にネパールで起きた大地震当時、山岳ガイドとしてツアー客と共に被災しその後日本に帰国したラマさんを取材。ネパールの山の魅力、また被災地となった現地で実際に必要とされている支援について伺った。その時の記事はこちら
【小さな歩みでも必要なものをこの手で届けたい】
ラマさんは年に１００日ほど山岳ガイドとしてネパールの山岳地帯を回る。苦しい家計を支えるために学校に通えない、鉛筆などの必要最低限の文房具がない、通学かばんがないなど、行く先々で子ども達の厳しい現状を目の当たりにしている。「大きなことはできなくても今、必要なことを必要なところに届けたい」とラマさん。当面は支援のエリアを拡大することではなく、ラマさんが実際に足を運び、成果を確実に見届けられる活動をと考えている。愛のかけはしの設立から６年。支援の輪が少しずつ広がり、援助を受けた学校や子ども達から感謝の想いが寄せられ、活動が着実に実を結んできている。
【ミトチャ（ネパール紅茶）の販売を開始】
「ネパールの子ども達の教育支援はもちろんのこと、ネパールの魅力をより多くの人に知ってもらうきっかけになれば」と、愛のかけはしのメンバーとラマさんが中心となって２０１８年１月からネパール紅茶の販売を始めた。
紅茶で有名なインド・ダージリンと隣り合うネパール・イラム地方はネパール紅茶の産地の１つ。ネパールの一般家庭では紅茶を飲む習慣がほとんどなく、大半はインドへ輸出して加工されるため「ネパール紅茶」として市場に出回らず、知名度も低い。
【個人農園から買い付けたオーガニック製法の手摘みの紅茶】
「ネパールの良さを伝えるならとことんこだわった味を」
愛のかけはしのメンバーとラマさんは茶農園を視察、紅茶の試飲を繰り返した。オーガニック製法で栽培した茶葉を手で摘み工場ですぐに加工する個人農園とのルートができ、現在はラマさんが茶葉を買い付け、日本のスタッフがパック詰めを行っている。
【ミトチャはネパール語でおいしいです】
ネパール紅茶をミトチャと命名したのは、もちろんラマさん。
ミトチャとはネパール語でおいしいです。を意味する。「チャ」は「です」にあたるという。「チャ」と「茶」をかけた日本人には覚えやすいネーミングにラマさんの茶目っ気が顔をのぞかせる。
・イラム・ザ・スプリング（５０g１０８０円）
春摘み茶 新芽の若々しいさわやかな香り
・イラム・ザオータム（５０g１０８０円）
秋摘み茶 しっかりとした茶葉 花と大地の香り
・ネパールチャイ（ティーバッグ７包８６４円）
スパイシーな香り たっぷりの牛乳と共に
ミトチャの販売にあたり紅茶の専門資格者に鑑定を依頼、日本市場で出回っている紅茶と十分に肩を並べる商品であるとお墨付きを得た。
ミトチャの売り上げの一部は、子ども達の教育支援に充てられる。
ミトチャの購入はこちら
ネパールをこよなく愛するラマさんとその想いに寄り添い支援を続ける人たち。
多くの人の力で、かけはしが少しずつ太く大きくなることを願う。
ラマさんと愛のかけはしのメンバー
【今年は子ども達の衛生教育支援を予定】
近年、海外からの甘いお菓子が大量に入ってきたネパール。親子共に健康や虫歯予防の知識がなく勉強する機会もないという。日本の虫歯予防の絵本や教材などを使って歯磨き法や歯の大切さを伝えたい。また母親への病気を未然に防ぐための知識、栄養指導なども計画中。
♡ネパール支援募金♡
振り込み口座：三井住友銀行 住吉支店 普通預金
口座番号：４０２２０５６
名義 愛のかけはし
【ミトチャの試飲販売できる場所・店舗を募集中】
「一般市場に出回っていないミトチャはまだまだ認知度が低い。多くの人にその良さを伝えるために、まずはミトチャ味わってほしい」とスタッフの達さん。フリーマーケットや飲食店など、ミトチャを扱ってくれるところを探している。詳細は下記まで連絡を
連絡先 愛のかけはし
mithochiya@gmail.com
電話：090-7553-0441
（2019年2月現在）
（大道）
