レバンテ広場から少し北へ、垂水銀座に面した八百屋「和田商店」。
(垂水駅毎再開発の為、垂水商店街の通りへ移転…2022年現在)
真ん中が社長、又江さん。
安くて新鮮な野菜が彩りよく並ぶ。
「今日のミカンが甘いよ」
「大根が安いから買っていって」と威勢のいい掛け声につられて、客が店内をのぞきこむ。
いつもお客さんで店内はいっぱい
玉ねぎやニンジン、ジャガイモ、里いも、大根、
小松菜、青ネギ、ホウレンソウ、きのこ類などの定番野菜が所狭しと並ぶ。
これらは表記がない以外すべて国産品。
またトマト品評会で全国1位を受賞した農家のトマトなど厳選されたものや、
ブロッコリーの新種ロマネスコや四方竹、みょうがの軸など、
普段あまりみないような珍しい野菜・果物も並ぶ。
社長の又江さんは元ホテルマン。
接客業としてホテルでの仕事に少し物足りなさを感じていた。
学生時代に経験した歩合制の八百屋のバイトで、
自分の才覚によって良くも悪くもなる商売に魅力を感じ、八百屋業界に戻った。
「自分が子供を持って改めて食の安全の重要性を感じた」と又江さん。
店前が幼稚園の通園路でもあることから、そのお母さんたちの声を聴き、
野菜や果物の食べ方などの情報を伝える。
「大手スーパーなどと違って、買い付けてすぐ店頭で販売するので、その新鮮さが売り」
という通り、商品はすべてその日のうちに売り切る。
飲食店とも取引がある関係で、珍しい野菜・果物も扱う。
野菜だけでなく、かまぼこやノリなどの加工食品、
玉子や生花、調味料などのコーナーを設けて客のニーズに答えている。
他の店に行かなくても副食材がそろうので便利
系列店に魚屋(元ダイエービル向かい)があり、2016年にはそのノウハウを生かせるよう、
イタリア料理店「A e B」も開店、
商品の幅はますます広がった。
魚屋も中央卸売市場などからの直送、安くて新鮮。
最近では農家と連携して、客のニーズを伝えたり、栽培時期の提案にも取り組む。
「安全でおいしい野菜を安く提供していきたい」。
これからも様々なチャレンジを続けていくという。
【Data】
株式会社担英未来(和田商店:屋号)
垂水区神田町7-15
電話&fax 078-706-1380(電話はできれば午後に)
営業時間 10:30~売り切れまで
定休日 日・祝祭日
(2015年11月) (堀)
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