ウエステ垂水1階の北向きの並びにある、キルトショップ『 ピアニシモ』。
材料などの販売だけでなく、少人数制のキルト教室も兼ねる。
店を切り盛りするのは、藤本幾久世さんと娘の祐子さん親子。
幾久世さんと、祐子さん
ウエステ開業と同時にここに店を構えたが、
その前にこの地にあった天ノ下市場前で、
祐子さんのおばあさんが編み物教室を開いていたころからの
三代にわたる手芸一家。
すでに30年以上通う生徒さんもいるという。
母、幾久世さんがキルトを始めたのは40年以上前、
現在は日本手芸普及協会(公財)の指導員などを歴任し、
国内外の著名な展覧会に招待を受けるほどの有名作家として活躍している。
全国の移動教室などで幾久世さんのファンになり、毎月同店の教室に通うという人も。
岡山や鳥取、京都・大阪・名古屋など、新幹線利用の生徒さんもいるそう。
また祐子さんも作家兼講師として活動する傍ら、
ショップを切り盛りし、訪れた人にアドバイスしたり、
材料選びの手伝いを行う。
キルト用の生地は豊富な品ぞろえ
キルトの作品キットもすべて同店のオリジナル
「昔のキルトは、いらなくなった布の有効利用という感じでしたが、
今ではアートとして、手の込んだものが求められていますね」と祐子さん。
「でも残念なのは、キルト専門店がどんどんなくなって、
兵庫県下ではひょっとしたらうちくらいしかないかも」。
キルトにはいろいろ種類があるが、
「やはり基礎が大事。教本でならっていきます」。
本科、高等科、講師科、研究科とステップアップするそうだが、
決まった作品ではなく、それぞれがつくりたい作品を作りながら、基本を教わるスタイル。
教室は少人数なので、1人ずつ丁寧に指導してもらえる。
「手づくりのぬくもりを大事にしたい」。
色やデザインのアドバイス、縫い方などの技術的なコツなど、
人から人へ。
だから世界に一つの「私の作品」が生まれる。
同店では2年に1回、単独の作品展を開催、
ちょうどこの5月19日から21日なので、興味のある人はぜひ。
【Data 】
垂水区天ノ下1-1-122ウエステ垂水1階
電話 078-708-1333
営業日・時間 月・火・木・金曜日 10:00~17:00 (2015年5月現在) (堀)
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