そり立つ壁、前に傾斜した壁など様々な壁一面に取り付けられた色とりどりのホールド。
今、ボルダリングと呼ばれるフリークライミングが小さな子供から大人まで人気を集めている。
フリークライミングは道具を使わず自分の力だけで岩や壁を登るスポーツ。
その中でもボルダリングは最もシンプルな登り方とされるスタイルだ。
2020年の東京オリンピックの種目として候補に挙がったフリークライミングは、ヨーロッパが発祥のスポーツだが、
日本では神戸が発祥地とされている。年齢や種目別に日本国内、世界大会など多くの競技大会が行われている。
このボルダリングの専用施設ノボリバSGが5月末木工センター内にオープンした。
1階:ドッカブリ・タワー・ブリッジを含めた約10種類の壁
2階:子供や初心者向け
木の家具が心地いい休憩スペース
代表の山口照美(60)さんは、45歳からボルダリングを始めた。他人と競い合うのではなく、
自分の力で結果が出せる楽しさに魅せられたという。
同施設では、一般利用のほかにこどもスクール(3歳くらいから中学生まで)を開催。
「ボルダリングは、専用シューズさえあれば誰でも始められるスポーツ。
楽しさを伝えたいからこそ、ルールやマナーを守る大切さを教え、社会性のある人間に育ってほしい」と山口さん。
ボルダリングはさぞ握力がいるのでは?と思いきや、山口さんは握力が19キロと、女性の中でも決して握力の強い方ではない。
ボルタリングに必要なのは、バランス感覚と瞬発力そして1歩前に、もう1歩前にと進んでいく集中力だという。
レベルに応じて多種多様に楽しめるボルダリング。
自分と向き合うきっかけにいかが。自分の意外な面を発見できるかも?
【Data】
垂水区小束山本町1―4-14(木工センター内)
電話:078-754-8660
営業時間:平日13時~22時
土曜日10時~20時
日曜日10時~18時
料金:初回登録料:大人1500円小人(小学生以下)1000円
ビジター大人2000円(平日2時間以内1500円)
大・高生1700円(平日2時間以内1400円)
子ども(中学生以下)1200円(平日2時間以内1100円)など
※詳細はHPにて確認
(2014年7月現在) (大道)
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