舞子公園文化セミナー「落語と娯楽文化」に参加してきました。


6月20日の金曜日、県立舞子公園旧木下家住宅で、舞子公園文化セミナーが開かれた。

1998年に明石海峡大橋が完成し、従来の白砂青松で有名だった舞子の浜に、新たに埋め立てられた2号線より南の芝生公園を加えた同公園。
明治時代に建てられた洋館・旧武藤邸、大正時代に建てられ、中国文化が息づく移情閣(通称六角堂)、
そして昭和の和風建築である旧木下邸と、それぞれが和・洋・中、そして明治・大正・昭和の趣のある三館として、
数奇な運命を乗り越えて、この公園内で現在披露されている。
同セミナーは同公園の文化的な価値を多くの人に知ってもらおうと、
園田学園女子大学名誉教授の田辺眞人氏のプロデュースのもと、
旧武藤邸や旧木下家のたたずまいを生かす、季節ごとのテーマをとりあげて年4回開催している。
今回のテーマは、「落語と娯楽文化」。
舞子公園文化セミナー01
旧木下家の座敷に高座が設けられ、落語家の露の団姫(つゆのまるこ)さんを招いての落語公演と、
田辺氏の舞子の歴史の講演が行われた。
露のさんは、NHKの朝の連続ドラマのモデルとなったことでも有名だが、
実は天台宗の僧侶ということもあり、「松山鏡」という、尼さんが登場する落語を披露、満席を沸かせた。
また、田辺氏が幼少から寄席のファンであり、公演などでの話術の源であるという話など、参加者には興味深い話もあった。
舞子公園文化セミナー03 舞子公園文化セミナー02 舞子公園文化セミナー04
最後に自宅の庭に植えていたという、黒田官兵衛にゆかりの、目薬の木の葉を披露するなど、
氏のサービス精神に会場は終始和やかだった。
舞子公園文化セミナー05
次回は8月23日に、特別セミナーとして、フェリーさんふらわあ号での船上講演が予定されている。
それ以降は順次。同公園ホームページなどに掲載される。
(2014年6月)   (堀)
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